2019年3月31日、韓国在住の日本人女性でつくる団体「柳寛順烈士精神宣揚日本人会」が韓国の三一節（独立運動記念日）の象徴である女性独立運動家・柳寛順（ユ・グァンスン）の精神を受け継ぐための行進を行ったとのニュースが、韓国のネット上で注目を集めている。

韓国・ニュース1などによると、同団体に所属する在韓日本人約250人は同日午後、光州東区で三一節100周年と柳寛順の建国勲章大韓民国章受章を記念し、柳寛順の愛国精神と平和思想を称えるための行進を行った。

同団体代表は「柳寛順烈士は単純な愛国者ではなく、不屈の意思を持った女性の表象であり、非暴力で平和を叫んだ博愛精神の表象」とし、「日本人もこうした歴史的事実を知るべきだ」と話したという。30年前に韓国人男性と結婚し、柳寛順や韓国の歴史を学ぶようになったというある会員は「国を守る精神はどの国においても大切なこと。今日の行進をきっかけに柳烈士の精神を受け継ぎ、日韓の平和の懸け橋となり、後世にもこの精神を伝えていきたい」と話したという。

これについて韓国のネットユーザーからは「ありがとう。行動する良心に拍手」「日本人にも善良な人はたくさんいる。安倍首相は見ているだろうか？」「ありがたい。絶対に忘れてはならない偉人の精神を称えるイベントは本当に意味のあるもの」「素晴らしいイベントだね。次回はもっとたくさんの日本人が参加してくれたらいいな」など称賛の声が相次いで寄せられている。（翻訳・編集/堂本）