在日中国人が語る「自分色に染める日本留学」―中国メディア

Record China    2013年3月5日(火) 8時57分

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4日、京都の学校に留学中の丁水彩さんは生粋の河南女性だが、いまでは流暢な日本語を操る。写真は京都。

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2013年3月4日、京都の学校に留学中の丁水彩(ディン・シュイツァイ)さんは生粋の河南女性だが、いまでは流暢な日本語を操る。人民日報海外版が伝えた。

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来日当初、見知らぬ環境、初めての一人暮らしに丁さんはなじめず、ホームシックになった。「日本語1級に合格していても、人との交流は難しかった。会話力が低いのでインターネット接続を申し込んだ時、相手の方に自分の意図が伝わらず、何度も電話し、苦労しました」。会話力を高めるため、2週間に1回、国立京都国際会館に通い、日本人に中国語を教え、同時に自分の日本語力を鍛えた。

壁は言葉だけではなかった。「中国では果物は重さで売りますが、日本では数量。野菜も高い」と丁さん。「来て間もない頃はいつも人民元に換算していました。高すぎたら買いません。でも時が経って、次第に慣れました」。

海外留学生活に適応すると、丁さんは日本人の友人を部屋に招待し、得意の中華料理を振舞うようになった。留学生活1年を過ぎた丁さんは日本の習慣にも慣れ、玄関では靴を脱ぎ、出掛ける際にはハンカチを忘れない。ハンカチについて、丁さんは「日本人の友達に『ハンカチがなかったら、汗をかいたらどうするの?』と不思議そうに聞かれました。なんて答えたら良いかわからなくて…。それからハンカチを持つようになりました」と笑う。将来の夢について丁さんは、卒業後は日本で2年働き、経験を積んでから帰国したいと語った。

自身のブログには日本の風景を写した写真がたくさんアップロードされている。「風景のすばらしさも、日本に留学した理由のひとつでした。休みの時はいろんな所を巡り、日本の自然を満喫します。大海原と澄んだ空気が何より好き」と丁さん。

丁さんを取材したのは元宵節(旧暦1月15日の節句)に当たる2月24日。本来ならば一家団らんの日だが、彼女は中国中央テレビ(CCTV)の特番をネットで見て過ごした。「たくさんの友人と一緒でしたが、実家のような温かさはない。両親がそばにいれば、と思いました。春節(旧正月、今年は2月10日)の日はまだ試験中でした。お祝いムードはなかったけれど、夜は友達と大阪でごはんを食べました」。

海外のきれいな風景や空気も、気の置けない友人や愛する家族がそばにいる幸せにはかなわない。故郷や家族への想いは、水彩さんの心の最もやわらかいところだ。(提供/人民網日本語版・翻訳/HT・編集/TF)

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