Record China 2013年3月8日(金) 20時16分
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7日、中国・杭州市の西湖公園内にすむ野生のリスを、心ない観光客が踏みつけて立ち去った。それを見ていた子供たちは、動かなくなったリスに石をぶつけて遊んでいたという。
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2013年3月7日、中国紙・青年時報(電子版)は、浙江省杭州市の有名な観光地・西湖で働く女性職員が目撃した、観光客による動物虐待の行為を伝えた。
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事件を目撃したのは西湖遊覧船の職員・姚(ヤオ)さん。5日午後4時(現地時間)ごろ、西湖公園内の遊歩道そばにあるクスノキの上で、1匹の野生のリスが観光客からもらったピーナッツを食べていた。それを見ていた中年の男が、突然クスノキに近づき、そのリスを手で地面に叩き落とした。男は両足でリスの尻尾を踏みつけると、「捕まえたぞ!」と大喜び。それを見ていた男の妻と思われる女も大笑い。彼らの周りには人だかりができた。
リスはすきを見て男の足元から逃げ出し、元のクスノキに登ったが、すぐに地面に落ちて動かなくなった。男女はそのまま立ち去ったが、今度は彼らを取り囲んでいた子供たちが、ピクリとも動かなくなったリスに向かって、大人たちが制止するまで石を投げつけていたという。そのうち1人の女性がリスを両手で拾い、クスノキの枝の上にそっと置いたが、リスは動かないままだった。この場所はリスのエサやりスポットとして数年前から観光客に人気だったが、翌日からリスの姿が見られなくなったという。
遊覧船の上から一部始終を目撃していた姚さんは、乗船する客を迎えねばならず、船から降りることができなかった。心ない彼らの行為を止めることが出来なかった自分を、姚さんは今も責め続けているという。なお、6日夜、杭州市旅游委員会は公式ツイッターを通じ、リスを大切にかわいがるよう、観光客に呼びかけている。(翻訳・編集/本郷)
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