2013年3月10日、新華網によると、客室乗務員に電話番号を聞いて断られた男性の乗客が腹を立て、「ハイジャックするぞ！」と大声で怒鳴ったことで、旅客機が離陸を取りやめる事態が発生した。

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男性は以前から旅客機をよく利用しており、たびたび女性客室乗務員に連絡先を聞いていたが断られていた。8日、遼寧省瀋陽市の桃仙国際空港から山東省済南市へ向かうMF8074便に搭乗した男性は断られたことに逆上し、滑走路で離陸態勢に入った機内で突然「俺はハイジャックしたことだってあるんだ！ハイジャックするぞ！」と怒鳴った。

女性客室乗務員から報告を受けた機長は離陸中止を決断し、機内の安全確認を行い、空港警察が男性の身柄を拘束する事態になった。取り調べに男性は「客室乗務員が自分に冷たいことへの報復だった、冗談が過ぎてしまった」と話し、「治安管理処罰法」により5日間の行政拘留となった。男性はセールスインストラクターをしており、所持していたタブレット端末からは多数の女性客室乗務員の連絡先や客室乗務員に送った詩が見つかった。

警察は「ハイジャックする」とか、「爆弾や銃を持っている」、「心臓に持病がある」といった言葉は冗談で口にしないで欲しいと注意を喚起している。（翻訳・編集/岡田）