日本に行きたい!世界20カ国全体で旅先人気トップ=中国人は81%超、香港人は98%超―電通調べ

Record China    2019年4月17日(水) 9時50分

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電通が世界20カ国/地域の人を対象に実施した「ジャパンブランド調査2019」によると、海外旅行の行き先として人気が最も高かったのは日本だった。中国人の場合、81.5%、香港人は98.3%が日本旅行の意向を示した。写真は東京・銀座を訪れた中国人客。

2019年4月15日、電通は「ジャパンブランド調査2019」として世界20カ国/地域で実施した調査結果の一部を公開した。「行きたい国・地域」を質問したところ、世界20カ国/地域全体で、日本がトップだった。中国では日本旅行の意向を示した人が81.5%だった。割合が最も高かったのは香港人で、98.3%だった。

「あなたが今後訪れたい国、地域をすべて」挙げるよう求めたところ、20カ国/地域の回答者全体の40%以上が挙げた行き先は日本だけだった。30%台には米国オーストラリア、フランス、米国、イタリア、カナダ、スペインと欧米諸国が並んだ。韓国、香港、中国は20%台、台湾は10%台だった。

行き先を日本に限定して「今後1年内に渡航する予定がありますか」と質問したところ、20カ国/地域全体での「予定がある」「日程は決まっていないが、いつか行きたい」との回答の合計が2018年調査の前回比1.4ポイント増の77.4%だった。中国人は同2.5ポイント減の81.5%だった。香港人は調査地域の中で最も多い同3.6ポイント増の98.3%だった。台湾人は前回調査と同じ91.0%で、韓国人は同0.7%増の86.0%だった。

その他に日本渡航の意向を示した人が90%以上だった国は、インドネシア、フィリピン、ベトナム、タイだった。インドネシアは前回比8.3ポイント増の95.3%だった。

「日本旅行の障害となること」を複数回答で尋ねたところ、20カ国/地域全体では「旅行費用が高い」(47.8%)が最も多く、「言葉が不安」(31.5%)、「遠い・行くのに時間がかかる」(28.7%)、「物価が高そう」(28.5%)と、費用面に懸念を示す人が多かった。

しかし、東アジアの回答者に限れば「放射能など震災の影響が心配」(36.8%)、「地震や豪雨など自然災害が心配」(33.5%)、「旅行費用が高い」(29.5%)、「言葉が不安」(29.0%)の順で、近隣地域の人が抱く日本旅行についての不安は、それ以外の地域の人とかなりの違いがあることが明らかになった。

「ジャパンブランド調査2019」の調査機関は2018年12月から19年1月。対象者は20~59歳の男女で、各対象地域の中間所得層以上に限定した。(翻訳・編集/如月隼人

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