日本テレビ系で放送された番組「マツコ会議」で女医の婚活パーティーの様子が取り上げられた。この中で、同番組総合演出のマツコ・デラックスが、結婚しないことを不安に感じる女医に対し語った言葉が、中国ネットでも注目を集めている。

番組で、婚活パーティーに参加していた外科医の女性が「結婚や出産という選択にチェックがつかないまま死んで行くことに恐怖を感じる」と話したことに、マツコ・デラックスは「世間には、『女性はこう生きた方が幸せである』という考え方があるが、それに惑わされる必要はない」「仕事にまい進してきた人生は不幸ではない」「結婚しようがしまいが、子どもができようができまいが、人間は一生孤独」などと自身の人生観を交えて回答。番組は中国版ツイッター・微博（ウェイボー）で複数のアカウントが中国語字幕付きのものを投稿しており、中国のネット上でも議論になっているようだ。

これに賛成するネットユーザーは「その通り。世論に惑わされて不安になる必要はない。どういう状況であれ、性別がどうであれ、圧力や世間体のために結婚して子どもを産むのは間違っていると思う。夢を追うのも、家庭を作るもの全部自分で選択するべき」「結局頼れるのは自分自身なんだよね、誰だっていつまで一緒にいられるか分からないんだから」「こういう考えがもっと広がるといいと思う」などとコメントしている。

一方、あるネットユーザーは「25歳になる今月、『結婚しないだろうな』と思って小さなマンションを購入した。だけど同僚に『30歳になった時マンションの壁に向かってボーっとしてそうだ』と言われて悲しかったし、少し焦った。やっぱり一人は怖いなって思うことも正直ある」と葛藤する胸の内を表すような意見を述べた。

また、一部のユーザーからは「今の私にとってはお金がすべてを埋めてくれる」「おいしいご飯もさみしさを埋めてくれる」などの声も上がっている。（翻訳・編集/和田）