人民網日本語版 2019年4月26日(金) 23時50分
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ペット市場は今や1700億元(約2兆8000億円)の一大市場だ。若者はペットに6000元(約10万円)も7000元も使い、月収の3分の1を「献上」する人もいる。
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ペット市場は今や1700億元(約2兆8000億円)の一大市場だ。若者はペットに6000元(約10万円)も7000元も使い、月収の3分の1を「献上」する人もいる。中国中央テレビが伝えた。
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現在、ネットで「本当に『人生の勝ち組』になるとはどういうことか?」という質問が上がると、間髪入れずに「猫や犬を飼っていること」と答える人が必ずいる。
データをみると、今の中国ではこのような「人生の勝ち組」は少なくない。中国のペット飼育頭数は現在、米国と日本に次ぐ世界3位だ。
このほど発表された「2018年中国ペット産業白書」によると、中国のペット消費市場の規模は1708億元(約2兆8100億円)に達しているが、このますます熱を帯びるペット市場の消費で欧米諸国と異なるのは、若者が中心を占めることだ。ペットに注ぐ資金を惜しまないのも欧米を上回るという。
■小さなペットの「大きな市場」、若者が中心
雲南省昆明市の李さんは90後(1990年代生まれ)の一人っ子。大学を卒業して働き始めると、実家を出て自活するようになった。今、李さんの一番近くにいるのは、大学生の時に飼い始めたベルジアンマリノア犬だ。
李さんは、「犬を買うと本当にお金がかかる。普段も収入の3分の1は犬のために使っている。自分の家で、特に目を引くには巨大な犬小屋だ。側にある5段の引き出しには、値の張る犬用グッズがいっぱい入っている」と話す。
小さな運動不足解消用のボールでも90元(約1500円)はする。李さんは10個買ったといい、合わせて900元(約1万5000円)になる。
李さんの家にはペット用のおもちゃ、ペットフード、サプリメント、病気になった時の薬などがあり、リードも20本ほどある。5段の引き出しに収まったペットグッズは、細かく計算すると4000元(約6万6000円)近くになる。
データをみると、ペットフード消費で最も大きな割合を占めるのはドッグフードで、月平均消費額は335.2元(約5500円)に上る。李さんが飼っているような中型犬だと、毎月500元(約8000円)前後になる。さらに栄養を考えてスペシャルフードを足していけば、1カ月のえさ代が1000元(約1万6500円)を超えることも珍しくない。
出費は多いが、李さんはペットから喜びを得ている。「この子は死ぬまでずっと私の側にいるのだから、できるだけのことはしてあげたい」という。
■衣食住にグッズに移動、ペット市場消費がバージョンアップ
ネコちゃんやワンちゃんはおいしいものを食べ、快適な住まいを与えられているだけでなく、さまざまな関連サービスも次々誕生している。
ネット通販プラットフォームで普段食べさせるペットフードを検索すると、商品ページは100ページを超える。一番売れ筋のキャットフードは1カ月の売り上げが6万5000点に上るという。
ペット用サプリや医薬品をみると、寄生虫を駆除する皮膚病薬、胃腸薬、目薬はどれも50元以上する。人間の一般的な薬より高いものも少なくない。
飲食やトイレといった必要最低限のことだけでなく、飼い主はそれ以外のペットのニーズを満たすための出費を楽しんでいる。昆明市でこのほど開業したペット総合クラブは、2000平方メートルあまりの3階建てビルの中で、大勢の人がペットと飼い主にサービスを提供している。
同クラブ責任者は、「ここには預かりコーナーやトリミングコーナーがある、2階にはネコバー、3階には昆明で今最も大きい室内トレーニング場がある」と話す。
同クラブのペット用プールには、専門の救助員が配置され、ペット用の救命胴衣が準備され、高価なプール水浄化装置もある。利用料金は1回80元(約1300円)だ。ペット用に開発された商品も徐々に人気を集め、ちょっとしたものでも1000元以上する。
ペットを飼っていなくても、ペット消費はできる。たとえばインターネットの「クラウドペット飼育」の消費者は数えきれないぐらいいて、ネットで人気者になったペットの稼ぎぶりは侮ることができない。
写真は、毎日高価なリンゴカタツムリや大型の車エビしか食べない太っちょ王という名前のフグの動画で、200万件近い「いいね!」を獲得し、アカウントのフォロワー数は55万を超えた。太っちょ王と同種類のフグや関連商品が売り上げを驚異的に伸ばしている。(提供/人民網日本語版・編集/KS)
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2019/2/12
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