訪日リピーター客増加で「穴場」が人気、外国人対応の整備も課題に―華字紙

Record China    2019年4月28日(日) 14時0分

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23日、華字紙・日本新華僑報は「訪日外国人の6割がリピーター化、地方都市の穴場スポットが人気に」と題した記事で新たな訪日旅行の傾向を紹介した。写真は屋久島。

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2019年4月23日、華字紙・日本新華僑報は「訪日外国人の6割がリピーター化、地方都市の穴場スポットが人気に」と題した記事で新たな訪日旅行の傾向を紹介した。

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2018年、訪日外国人旅行客は3000万人を突破した。観光庁の調べによると、17年には日本を訪れるのが2回目以上というリピーターの割合が61.4%に上ったという。記事はこれを受けて「訪日旅行客の全体的な満足度を反映している」とし、「一方で日本のメディアは、リピーターの増加に伴い人気の観光地にも変化が生じていることに注目している」と報じた。

記事は、トリップアドバイザーのシニアマーケティングマネージャー、三橋竜二氏のコメントを引用。同氏によると、近年、訪日旅行客に占めるリピーターの割合が増加し、旅行の傾向にも変化が起こっている。外国人旅行客の行動範囲は以前よりも広がり、知名度の高い観光地だけにとどまらなくなっているという。

記事は、トリップアドバイザーが発表した最新の観光地の人気ランキングでは、トップ15位内に京都の伏見稲荷大社や東京の新宿御苑、サムライミュージアムといった定番観光地に並んで、千葉県の成田山新勝寺や鹿児島県屋久島の白谷雲水峡といった「穴場スポット」がランクインしたことを伝えた。また、京都の市街地からは距離のある三千院も18年のランキングで初めて30位内に登場したことにも触れ、「こうした『ダークホース』の登場はリピーターが新たな観光地を開拓した結果であると同時に、旅行客の行動範囲が広くなった証だろう」としている。

さらに記事は、観光地の評価で「独特」という言葉がキーワードになウオーキングやサイクリング、料理教室や美食めぐりといった「体験型アクティビティー」に人気が集まっていることも伝えた。

同紙記者がインタビューした広東省からの女性旅行客は「ビザが緩和されてから日本を訪れるのは2回目。今回は個人旅行で、前回ツアーで来た時に行ったような観光地には行かないことにした。マイナーな観光地では外国人観光客向けの設備が十分でなかったり、中国語の案内がなかったりと不十分なところはある。でも、今後は改善されていくと思う」と話したという。(翻訳・編集/岩谷)

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