Record China 2019年4月25日(木) 14時50分
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24日、環球網は、香港・キャセイパシフィック航空で1カ月の間に2回、機長が飛行機操縦中に視力を失うトラブルが起きていたと報じた。
2019年4月24日、香港・キャセイパシフィック航空で1カ月の間に2回、機長が飛行機操縦中に視力を失うトラブルが起きていたことが分かった。中国や台湾、香港の複数のメディアが報じている。
報道によると、香港の民間航空事故調査機関が23日、同航空で1カ月間に2度機長が飛行中に突然視力を失うトラブルが発生し、原因調査に乗り出していることを明らかにした。
1件目は1月26日午後10時ごろ、乗客348人を乗せた札幌発香港行きのボーイング777型機内で発生。台湾付近を飛行中に機長の目が突然見えなくなり、指揮権を副操縦士に委譲した。機長は約30分間視力を失っていたという。
2件目は2月21日午前6時ごろ、乗客270人を乗せたオーストラリア・パース発香港行きのエアバス350型機内で起きた。同機がマニラに接近した際、機長が副操縦士に対して呼吸困難と視力の異常を訴えたため、やはり指揮権が副操縦士に委ねられたという。
いずれの副操縦士も香港の航空管制に救援信号を発し、優先的に着陸する許可を受けて無事に着陸した。2人の機長は香港到着後、手当てを受けて視力を回復したとのことだ。
台湾・中国時報電子版は24日、機長が一時的に視力を失った理由について「戦闘機の飛行中、パイロットが加速、減速時に生じる重力の影響で生じる一時的な視覚喪失」と同様のものとする専門家の見解を紹介。また、高齢や高血圧、高血糖、高コレステロールなどの原因により網膜の動脈や静脈に血栓が詰まった可能性もあると伝えている。(翻訳・編集/川尻)
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