2013年3月21日、中国・北京市朝陽区の住宅地のすぐそばにある建築ゴミが埋め立てられた山は8階建のビルに相当するほどの高さになっていた。風が吹くと土ぼこりが舞うため、周辺に住む1000人以上の住民は窓を開けることすらできない。強風が吹くときはさらにひどく、視界は1mにも満たないと周辺住民が話している。新京報が伝えた。

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ゴミ山の長さは300mほどで、幅は約200mある。ゴミ山の東側、西側及び北側には居住区がある。南側は線路がある。レンガやセメントのくずなどの建築ゴミのほか、生活ゴミも多く埋め立てられている。

ここ2年の間に住民は幾度となく住宅地の管理会社や関連部門に相談し、管理会社も関連機関に報告しているが問題は解決されていない。それどころか山はますます高くなっている。住居区の管理会社責任者によると、ゴミ山は住居区ができる前からすでにあり、外から不法にゴミが運び込まれ埋め立てられていると話す。管理会社はゴミの埋め立てを防ぐためトラックが通る道に柵を設置したが、トラックは線路側の南側から侵入に切り替え、管理会社もお手上げの状態に。政府の関連部門もかつて人を派遣し見張っていたが、そのうち見張りをする人の姿はいなくなったという。

ここ数日は見張りを派遣した関連部門に問い合わせても、責任者が会議のため返答できないと答えた。また、朝陽区の都市管理関連部門の責任者は、すでに行動しているが、段取りがあると話し、取材を拒否した。（翻訳・編集/内山）