「大阪アジアン映画祭」感動のフィナーレ、グランプリはリー・シンマン監督の「親愛」!

Record China    2013年3月22日(金) 13時55分

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22日、日本・大阪市の5会場にて開催してきた「第8回大阪アジアン映画祭」の各賞受賞作がこのほど発表された。写真はグランプリを受賞した「親愛」のリー・シンマン監督。

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2013年3月22日、日本・大阪市の梅田ブルク7をはじめ、同市内の5会場で今月8日から開催されていた「第8回大阪アジアン映画祭」。クロージング上映のリー・ユー監督最新作「二重露光〜Double Xposure〜」の前に、17日にクロージングセレモニーが行われ、グランプリをはじめとする各賞の受賞作が発表された。

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国際審査委員の高橋陽一郎監督、ツァン・ツイシャン監督、ゾーイ・チェン金馬奨ディレクターが熱い議論を交わした結果、今年は従来の賞に加え、「スペシャル・メンション」を授与することが決まった。

まず観客の支持を最も集めた観客賞は、パン・ホーチョン監督の「恋の紫煙2」(香港・中国)が受賞。次に朝日放送でオンエアされるABC賞は、ヤン・イーチェン監督・ジム・ワン監督の「ポーとミーのチャチャ」(台湾)が受賞。同作は5月の金曜深夜に放映される予定。続いて、審査員の総意で映画「日本の悲劇」(小林政広監督)の主演・仲代達矢に「スペシャル・メンション」が授与された。才能賞には、「ポーとミーのチャチャ」の主演女優ホアン・ペイジアさん(台湾)が受賞。

そして、グランプリには、日中の歴史を個人史に反映させながら見事な母娘物語をつづったリー・シンマン監督の「親愛」(中国)が輝いた。感動の面持ちで登壇したリー・シンマン監督は、「新人監督である私の処女作を大阪の皆さんと最初に楽しめてうれしかった。どの映画にもその宿命があり、この映画も企画から完成まで4年を費やしました。本当に苦労したけれど、その苦労は無駄ではなかった。もっと努力してより良い映画を作っていきたい。本当にありがとうございます。忘れられない夜になりました」と喜びのコメント。

受賞者がそろってのフォトセッションの後には、クロージング上映作品「二重露光〜Double Xposure〜」のリー・ユー監督より届いたビデオレターがスクリーンに映し出された。同監督は、来場がかなわなかったが大阪アジアン映画祭にクロージング作品として選出されたことへの感謝と、中国でも興行収入15億円のヒットとなった本作について「現代中国を背景に、お金や経済ばかり追い求めて心をおざなりにした結果起こる悲劇を描いています」と語り、次の機会にはぜひ直接交流して作品への感想を聞きたいと、熱いメッセージを寄せた。(編集/ENE)

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