「虐待され、世界で最もかわいそうなパンダ」とネットで告発、動物園側は否定―甘粛省蘭州市

Record China    2013年3月23日(土) 17時46分

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21日、ネット上で「世界で最もかわいそうなパンダ」と紹介され、大きな話題を集めている甘粛省蘭州市動物園のパンダについて、動物園側は「一体どこからそんなうわさが広まったのか?」と話し、パンダ虐待疑惑について全面的に否定した。

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2013年3月21日、ネット上で「世界で最もかわいそうなパンダ」と紹介され、大きな話題を集めている甘粛省蘭州市動物園のパンダについて、動物園側は「一体どこからそんなうわさが広まったのか?」と話し、パンダ虐待疑惑について全面的に否定した。中国新聞社が伝えた。

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あるネットユーザーが20日夜、中国版ツイッター・微博上に「蘭州市動物園のパンダは世界で最もかわいそうなパンダ。痩せて汚く、お腹を減らして動けなくなっている。しかも、飼育員から暴力を受けている…」とつぶやき、しょぼくれたパンダの写真とともに投稿した。この話題は瞬く間に広がり、多くのユーザーが注目することとなった。

投稿したユーザー本人に記者が電話で確認したところ、写真は本人が昨年の冬に同動物園で撮影したもので、衛生状態が悪く、実際にパンダは非常に汚かったという。一方、飼育員の暴力や虐待については「他人から聞いた」とし、動物愛護の気持ちから微博でつぶやいたと答えた。

記者は21日午前同動物園を訪れ、雷青海(レイ・チンハイ)園長にインタビューを行った。雷園長によると、同園では開園以来すでに30年以上のパンダ飼育歴があり、特にパンダ館の建設以降は、専門の飼育担当者を配備し、エサの手配から館内の清掃まで万全の体制で臨んでいるという。

雷園長は「ネット上でうわさされているような、飼育員がパンダを虐待したり、パンダがお腹をすかせて動けないことなどはまったく存在しない」と全面的に否定した。ただし、パンダが薄汚くなっている点についてはこれを認め、蘭州は冬になると風砂が大きいこと、パンダが8歳になって最も遊びたい年頃のため地面に転がったりして土が身体に付きやすいこと、冬は気温が低いためパンダの健康状態を考えて頻繁にはシャワーを浴びさせていないことなどを原因に挙げている。(翻訳・編集/HA)

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