人民網日本語版 2019年5月1日(水) 18時40分
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スン・リーが日本のテレビドラマ「家売るオンナ」の中国版に主演することが確定したというニュースが伝えられた。
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スン・リー(孫儷)が日本のテレビドラマ「家売るオンナ」の中国版に主演することが確定したというニュースが伝えられた。ドラマはすでにクランクインし、主演男優はルオ・チン(羅晋)が務める。ニュースを聞いて、多くのネットユーザーからスン・リーが2年ぶりにテレビに戻ってきたことを喜ぶ声が上がった一方で、日本ドラマのリメイクであることを心配する声も聞こえる。
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「家売るオンナ」は日本テレビで2016年に放送された不動産仲介業者を主人公にしたテレビドラマ。同年の視聴率トップに輝いただけでなく、中国でもブームになり、多くのネットユーザーが熱く語り合うドラマになった。
日本版主演の北川景子はすらりとした高身長とたぐいまれな美貌で、客にこびず、独自のやり方で家を売り、傑出した業務能力を発揮。その無表情の「能面」が話題の1つだった。
中国版のスン・リー演じる主人公の房似錦(ファン・スージン)は日本版とは異なる。シナリオを手がけた六六(リウリウ)さんは、「房似錦はオリジナルのキャラクター。見た目はほっそりと小柄で、いつもニコニコしている。一番印象的なのは房似錦のふわっとした弱々しさときりっとした強さだ。スン・リーと房似錦は非常に似ているところがある」と話す。
スン・リーは出演した作品数こそ多くないが、どれもまずまずの評価を得ている。「スン・リーが出た作品はどれも質が高い」との評価も少なくない。これまでの作品は時代劇が多く、現代劇は少ない。2013年の作品「辣媽正伝」では、出産したばかりの先端ファッションを追求する今時の美ママ夏氷(シア・ビン)を演じ、上海国際映画・テレビ祭白玉蘭賞の最優秀女優賞を獲得した。
10年前の「蝸居」の後、六六さんは長らく家についての作品を書いていない。「2017年に耀客伝媒が『家売るオンナ』のリメイクの権利を獲得すると、自分にシナリオを依頼してきた。これは日本で最高の視聴率を取った作品だという話だったが、自分はオリジナル作品の作り手なので、最初は断った。しかし、あなたは10年前に『蝸居』を書いており、10年後の今、家に関わる作品が目の前にあって、社会に対して2回目の観察を行い、新たな考え方を示すべきではないかと言われて考えが変わった」という。
六六さんは続けて、「触発されて、オリジナル版を真剣に見た。日本版は1クールが10回しかなく、時間が短く、キャラクターの造型もシンプルなものだった。じっくりと考えて、『家売るオンナ』をリメイクすれば、オリジナルよりさらに優れた作品になると思った。それと同時に、ストーリー構成を練り直し、キャラクター構成も組み直し、さらに中国オリジナルのエピソードをたくさん付け加えたいと自分の要求も打ち出した。制作サイドはこの要求を受け入れた。自分のこれまでの仕事に対するアプローチを続け、現場での取材から素材を蓄積することにした。自分とチームが北京、上海、安徽、武漢などの不動産仲介業者を相次いで取材し、8カ月に及ぶ時間をかけて、業者数十社を訪ね、第一線で働く社員数百人と管理職からいろいろなエピソードを集めた。ドラマに出てくるエピソードはすべて生き生きとした実話に基づく。こうして完全に中国現地化を達成した作品になった。単に日本版のキャラクターやストーリーをなぞっただけの作品ではない」と話す。
六六さんによると、日本版は不動産仲介業者という職業を描く時に物語性をより強調しており、その物珍しさで視聴者を獲得したといえる。「しかし自分が見たのはこの業界や人間の姿であり、自分が伝えたいのはよそから上海に来て頑張っている彼らがどのように都市に溶け込み、どのように都市に寄与してきたかだ」。六六さんの物語では、上海の不動産仲介業者の店を起点に、主人公の房似錦を含む7人の性格も特徴も異なる仲介業者が家を売る過程を描いている。今回、六六さんが「日本ドラマのリメイクは中国の風土に合わない」という問題を克服することができるかどうか注目される。(提供/人民網日本語版・編集/KS)
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