華流スターのアレック・スー、名画リメイクの主演候補に

2007年4月3日、往年の名作映画『原郷人』のドラマ製作が決定。人気華流スターのアレック・スー（蘇有朋）が主演候補になり、出演交渉が始まった。相手役は、ヴィッキー・チャオ（趙薇）が予定されている。

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台湾郷土文学の父・鍾理和（チョン・リーホー）が1958年に発表した小説『原郷人』は、彼自身の短く激しい人生と、それを支える妻の姿を描いている。映画を手がけたのは李行（リー・シン）監督で、70年代の台湾を代表する名優、チン・ハン（泰漢）とジョアン・リン（林鳳嬌）が主演し、主題歌はテレサ・テンが歌った。公開当時は大きな話題で、大ヒットを飛ばしている。

だが、現在33歳のアレックは、この名作を知らないという。家族や友人たちから情報を得て、リサーチ中だそうだ。プロデューサーは「この役をぜひ演じてほしい」と、アレックにラブコール。出演することで、男優としてステップアップできると感じたアレックは、前向きに検討しているという。アレックとヴィッキーという現代の人気スターによって、名作がよみがえる日が近そうだ。

●アレック・スー（蘇有朋）

台湾出身、1973年生まれ、現在33歳。ドラマ『ラヴトレイン』、『エーゲ海の恋』、『マジック・オブ・ラブ』などに主演。日本で人気の華流スター。1989年にアイドルグループ・小虎隊のメンバーとしてデビュー、解散後ソロ活動を始めた。時代劇、現代劇と幅広くこなせる実力派。（編集・饒波貴子）