中国でネット自殺、サイト運営者の責任を問う声も―英メディア

Record China    2013年3月29日(金) 11時53分

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27日、中国広東省でネットの自殺の呼びかけに応じた5人の若者のうち、3人がこれを決行して死亡、残りの2人は直前に断念していたことが分かった。写真は中国の食品工場。

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2013年3月27日、英BBC中国語サイトによると、中国広東省東莞市にある旅館の1室で3人の若い男性が自殺しているのが見つかった。死因は木炭の燃焼による一酸化中毒とみられている。

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死亡した3人は23日夜に他2人の男性と5人でチェックイン。25日夜に旅館の経営者が室内で倒れている3人を発見した。旅館の従業員によると、室内の窓はガムテープや濡れタオルで密封され、床には木炭の燃えかすが残っていたという。

26日、警察は現場から姿を消していた男性2人の身柄を確保。2人はそれぞれ「仕事が辛く、生活も苦しい」との理由で自殺を決意したが、1人で死ぬ勇気がないため、ネット上で仲間を探したという。そこで同じく自殺願望のある若者と知り合い、東莞市で落ち合うと約束。自殺場所に選んだ旅館に宿泊したが、途中で怖くなって逃げ出したと供述した。自殺を断念して立ち去った彼らの行為が「間接殺人罪にあたる」と法律家は指摘している。

この集団自殺はネット上で大きな反響を生んだ。生き残った2人に対し「自分を大切にしろ」と呼びかけるコメントや、軽率に死を選ぶ若者を嘆くコメントが相次いだ。また、自殺関連サイトの運営者の責任を問う声も出ている。(翻訳・編集/本郷)

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