19年の時を経て甦るタイガーバームガーデン

フライメディア    2019年5月8日(水) 20時0分

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一昔前の香港観光には欠かせない場所であった、仏教や儒教・各種逸話の世界が繰り広げられた極彩色豊かなタイガーバームガーデン。そこは、日本人にもお馴染みの「タイガーバーム」の売り上げで富を得た胡文虎(Aw Boon Haw)によって造られた。

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一昔前の香港観光には欠かせない場所であったタイガーバームガーデン。100万ドルの夜景を見下ろすビクトリアピーク、竜宮城のような煌びやかなアバディーンのジャンボ水上レストラン、そして仏教や儒教・各種逸話の世界が繰り広げられた極彩色豊かなタイガーバームガーデン、この3つの場所は香港を代表する観光地であった。

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このタイガーバームガーデンはお馴染み「タイガーバーム」の売り上げで富を得た胡文虎(Aw Boon Haw)によって造られたもの。1950年代に一般公開されてからは世界中の観光客が集まる場所となっていたが、残念ながら閉園して2001年に香港政府の管理下に置かれた。尚、2009年に第1級歴史的建築物に指定されている。その後、歴史的建築物を新しく再利用するプロジェクトの1つに選ばれ、2019年に新しく【虎豹樂圃 Haw Par Music 】として再オープンに至った。

音楽と社会相互活動の場の中心となるべく産まれ変わった虎豹樂圃 Haw Par Music。中国のみならず西洋の音楽のため、そして心豊かな暮らしの為の活動に利用されていくことになる。園内のメインビルでは音楽クラスや各種演奏会などが行われる。入り口ではかつてのタイガーバームガーデンを偲ばせる、一風変わった虎の置物が入り口で訪れる人を迎えている。

またこの再生活動にあたり 外壁や窓の一部 そして館内のインテリアは1930年代のものがなるべく再現され、また元オーナーのコレクション等も展示されている。かつてのような極彩色豊かで一風変わったジオラマは殆ど置かれていないが、古きよきものを再利用しながら、一方では新しいエッセンスを加えた、新旧が交差する虎豹樂圃が誕生した。当時の面影を残しながら、音楽を通した新しい活動の中心地として、今後人々に浸透をしていくことになるだろう。(提供/フライメディア)

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