歌って踊れば将軍になれる?解放軍文芸兵の異例出世に高まる不満の声―台湾紙

Record China    2013年4月1日(月) 21時57分

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29日、習近平総書記の妻、彭麗媛のように、中国人民解放軍のなかに文芸兵出身で将軍になったケースが多いため、軍部内で不満が渦巻いているという。写真は彭麗媛夫人。

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2013年3月29日、台湾の蘋果日報によると、中国人民解放軍の文芸兵として入隊した兵士が異例の出世を果たし、将軍にまで登りつめるケースが多いため、解放軍内で不満の声が高まっているという。

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中国本土で出世するには歌って踊れるのがいちばん。人民解放軍で出世するには文芸兵がいちばん。習近平(シー・ジンピン)国家主席の妻、彭麗媛(ポン・リーユエン)は18歳で入隊し、51歳で少将となった。現在、中国で有名な歌手、俳優、舞踊家、コメディアンの多くが解放軍歌舞団や文芸兵の出身だ。

文芸兵は有名になりやすく、軍内での地位も高く、昇給も早い。解放軍は現在、数十もの文芸団や芸術学院を有しているが、入団や入学の希望が殺到している。文芸兵になれば3年から5年ほどで事務軍官に昇級できる。他の部隊では考えられないほどのスピード出世だ。人気女性歌手・韓紅(ハン・ホン)は09年に人民解放軍空軍政治部文工団へ特別入団。その日のうちに副団長に任命され、中央軍事委員会の批准により副将校クラスの待遇を受けている。

現在、将軍にまで昇級した文芸兵は30人以上。これには多くの軍人が不満を抱いている。「泥のなかを這いずることも、銃弾の雨のなかを走り回ることもなく、ただ歌って踊るだけで将軍になれるなんて、死地に飛び込むこともいとわない勇猛な将軍たちに対する侮蔑だ」と彼らは批判している。(翻訳・編集/本郷)

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