2013年3月30日、シンガポール華字紙・聯合晩報によると、シンガポールで地下鉄が混雑しているにもかかわらず、優先席に誰も座っていないことが中国のミニブログサービス「微博（ウェイボー）」で写真付きで伝えられ、シンガポール国民のマナーの良さに注目が集まっている。

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掲載されたのはちょうど混雑している時間帯で、地下鉄利用者は何本も列車を待たなければ乗車できない状態だったという。「微博」で掲載されると、多くのネットユーザーやメディアの公式アカウントがこれを転載し、シンガポール国民の素養の高さを賞賛している。上海地下鉄公式アカウントも記事を転載するほどの注目ぶりとなっている。

しかし、「もし優先席に座っていたら、自分が写真に撮られネットで晒されてしまうかもしれないということでもある。そう思うととても座れない」「一般乗客が座っても構わないはず。必要とする人がいたら席を譲れば良い」「列車の運行を少し増やして、きちんと乗車できる状態にあれば問題は起きない」と指摘する冷静な声もある。（翻訳・編集/岡田）