道路工事中に墳墓を発見、棺には釘1本使わないこだわりが―安徽省合肥市

Record China    2013年4月2日(火) 23時4分

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1日、中国・安徽省合肥市廬江県で先日発見された墳墓の棺は、同県の霊園に移送され、調査が行われた。同墳墓は3月29日に道路を修理していた際に掘削機が掘り当てたもの。陶器の壺や香炉、木製の人形など10点あまりの出土品が見つかっている。

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2013年4月1日、中国・安徽省合肥市廬江県で先日発見された墳墓の棺は、同県の霊園に移送され、調査が行われた。チャイナフォトプレスが伝えた。

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同墳墓は3月29日に道路を修理していた際に掘削機が掘り当てたもの。同月31日から発掘が開始され、陶器の壺や香炉、木製の人形など10点あまりの出土品が見つかっている。その多くは対になっていたという。

墳墓から見つかった棺は長さ2.5mで、幅は80cmだった。同県文物局の楊(ヤン)局長によると、出土した棺は腐食している形跡はなく、良い木材が使われている。棺の造りもこだわりが伺え、釘が全く使われていなかった。これらの特徴から同棺は漢代(前漢=紀元前202〜8年、後漢=25〜220年)の物だとみられている。また楊局長は、棺の蓋には何者かが開けた40cmほどの穴があり、埋葬されてすぐに盗掘に遭った可能性が高いと話す。というのも、漢代は豪華に埋葬する風習があり、同年代の墳墓は大部分が盗掘に遭うからだ。

棺が移送された霊園は、通常一般に公開されているが、一般の人が立ち入っては、出土品の調査に支障をきたすことから、霊園を閉鎖し調査が進められた。今後は専門家が詳しく年代や墓主の身分などを特定していくという。(翻訳・編集/内山

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