環球網 2019年5月16日(木) 22時20分
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中国科学院プロセス工学研究所によると、同研究所が研究開発したアルテミシニンのグリーン・大規模な生産技術はすでに応用に成功し、関連産業の発展を制限するコア技術の問題を解決したという。資料写真。
アルテミシニンなど天然のものから抽出された薬物は、供給源が特別なため、化学薬品のように効率的、大量に生産することが困難だ。中国科学院プロセス工学研究所によると、同研究所が研究開発したアルテミシニンのグリーン・大規模な生産技術はすでに応用に成功し、関連産業の発展を制限するコア技術の問題を解決したという。新華網が伝えた。
アルテミシニンはマラリアを効果的に治療できる天然成分だ。中国の科学者の屠ヨウヨウ(「ヨウ」は口へんに「幼」)氏とそのチームが植物からそれを抽出した後、関連薬の開発が相次いで行われた。2005年に、アルテミシニンに基づいた併用療法(ACT)がマラリアを治療する最良の方法として世界保健機関によって推奨された。
中国科学院プロセス工学研究所研究員の王慧氏によると、現在、アルテミシニンの生産は主に有機溶剤を抽出に繰り返し利用し、純化分離によってアルテミシニンを獲得するというプロセスだ。その内、溶剤の損失が多いと純化分離にかかる時間が長いという問題が存在し、大規模な生産は制限される。
だが現在、科学者らは抽出プロセスの強化と低温結晶純化などの新方法の開発に成功し、大規模、精細化の生産が実現された。
この技術はアルテミシニンの大規模生産、連続化生産のコア技術を制限する問題を解決し、アルテミシニンの生産に新しい道を切り開いただけでなく、他の天然産物の抽出分離技術にも参考価値を提供したといえるだろう。(提供/環球網・編集/黄テイ)
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