F-35墜落の原因は依然闇の中、「あることが日本を怒らせる」と中国メディア

Record China    2019年5月16日(木) 23時40分

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15日、央視網新聞は、F-35墜落の原因が依然として不明な中、「日本を怒らせていることがある」とする記事を掲載した。資料写真。

2019年5月15日、央視網新聞は、F-35墜落の原因が依然として不明な中、「日本を怒らせていることがある」とする記事を掲載した。

記事は、航空自衛隊三沢基地所属の最新鋭ステルス戦闘機F-35Aが青森県沖で訓練中に墜落した件について、岩屋毅防衛相が7日、F-35Aの操縦室を覆うフードとフライトレコーダーの一部を発見したと発表したことを紹介。「フライトレコーダーの損傷が激しく、飛行高度と速度の記録媒体はすくいあげることができない状況で、墜落の原因が解明できていない」とした。

記事は、「あるアナリストは『事故原因を究明し事故防止策を制定した上で、F-35Aを再び投入して使用すべき』としている。しかし、今のところ事故の原因がパイロットによるものなのか、機体の故障によるものなのか、特定することができていない」と伝えた。

その上で、「日本のF-35Aは配備されてから緊急着陸が7回発生している」と指摘。「野党からはF-35Aの購入計画を見直すようにとの批判の声が出ているが、岩屋防衛相はこの計画に変更の予定はないと回答している」とした。

また、防衛省関係者の話を基に「今のところ日本が購入できた第5世代戦闘機はF-35Aしかない」「航空戦力建設の方面で、日本には別の選択肢はない」と指摘。防衛省の元幹部が「墜落事故発生後、(日本の)メディアでは150億円もする戦闘機を失ったことを批判する報道が多いが、飛行時間3200時間のベテランパイロットを失ったことこそ痛惜すべきこと」「適切な時に事故調査に必要な情報が得られない場合、日本はF-35Aの購入計画全体を見直すべきであり、あいまいな妥協はすべきではない」などと指摘したことを伝えた。(翻訳・編集/山中)

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