Record China 2019年5月17日(金) 18時40分
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17日、中国・経済日報によると、中国国際経済交流センター副理事長で08年4月まで商務部副部長を務めた魏建国氏が、「米国の3つの『想定外』が中米貿易交渉をだめにした」と指摘した。資料写真。
2019年5月17日、中国・経済日報によると、中国国際経済交流センター副理事長で08年4月まで商務部副部長を務めた魏建国(ウェイ・ジエングゥオ)氏が、「米国の3つの『想定外』が中米貿易交渉をだめにした」と指摘した。
「一部の米国人は貿易交渉で成果が出なかった責任を中国に押し付ける」とする記事は、同メディアの取材に応じた魏氏が「事実は全く逆」と述べたと紹介。商務部副部長として過去にさまざまな交渉に参加した経験を持つ魏氏が「交渉をだめにした米国の3つの想定外」として挙げたのは、「核心的利益を守るという中国の意志」「中国の抵抗能力」「追加関税が米国民にもたらした損害」の3点と伝えた。
記事は、「核心的利益を守るという中国の意志」について「国家の核心的利益と重大な関心事を守るという中国の意志と決意は米国の想定外だった。米国は極限までの圧力という『交渉芸術』を使って中国に全方位的な攻撃を仕掛けたが功を奏さなかった」とし、「交渉で米側が持ち出した要求は中国の核心的利益、重大な関心事に及ぶもので、中国にとってのボトムライン。譲歩はできない」と解説した。
また、「中国の抵抗能力」に関しては、「中国のこれほど高い抵抗能力を米国は予想していなかった」と説明。「米国は追加関税による連続攻撃で中国を慌てさせられると考えたが、世界第2の経済体である中国は整った産業体系を備えており、いかなる暴雨も恐れない。中国経済の強じんさ、抵抗能力の高さは米国の想像を超えた」とした。
「米国民への損害」については「米国にとって追加関税が自国民に与える損害の大きさは想定外だった」と述べ、米国が対中追加関税を発表した後、米国の消費者、輸入業者らが強烈な反応を示したことを指摘した。(翻訳・編集/野谷)
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