Record China 2013年4月10日(水) 13時32分
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8日、北京中医薬大学東直門医院教授の姜良鐸氏は、「4地域で確認されている症例によると、鳥インフルエンザの治療に漢方薬が効果的であることが分かった」と述べた。写真は安徽省亳州市の工場で製造されている漢方薬「疎風解毒カプセル」。
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2013年4月8日、中国国家中医薬管理局が開いたH7N9型の鳥インフルエンザ漢方予防抑制専門家チーム会議において、専門家チームのメンバー、北京中医薬大学東直門医院教授の姜良鐸(ジアン・リョンドゥオ)氏は、「4地域で確認されている症例によると、鳥インフルエンザの治療に漢方薬が効果的であることが分かった」と述べた。中国科技網が伝えた。
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鳥インフルエンザを予防するため、板藍根の粉薬の買い占めが相次いでいるが、姜氏は「板藍根には熱を下げる効果と解毒作用があるが、誰もが使用できるわけではなく、特に胃が悪い人には適していない」と指摘した。
中国国家衛生・計画生育委員会は今月2日に公表した「人のH7N9型鳥インフルエンザ感染の治療プラン(2013年第1版)」で、漢方薬による鳥インフルエンザの予防・治療法を発表した。上海の症状が軽度の感染児童は、蒲地藍内服薬とイブプロフェンを服用したところ、発熱症状が見られなくなり全快した。
今回の鳥インフルエンザは肺への損傷が深刻なことから、姜氏は熱を下げる薬を服用する他に、人体の抵抗力を高めるべきだと提案した。一部の製薬(玉屏風錠剤、玉屏風散など)には、その効果があるという。
姜氏によると、漢方薬による人の鳥インフルエンザ感染予防・治療は、次の面から着手するべきだ。(1)体の抵抗力・免疫力を高める。(2)風邪や発熱などの早期症状がある場合、先に漢方薬を服用し、発汗、寒気を取り除く、熱を下げる、解毒などを試みる。
鳥インフルエンザは発症時、一般的なウイルス性の風邪やインフルエンザと区別をつけがたいため、姜氏はどれに対しても効果を持つ漢方薬を選択するよう提案した。これならば症状に合った投薬であり、今後の本格的な治療の下地となるからだ。
専門家チームのメンバー、首都医科大学付属北京中医医院主任医師の王玉光(ワン・ユーグアン)氏は、「現在推奨している漢方薬予防・治療プランのうち、製薬には疎風解毒カプセル、連花清瘟カプセルなどがある。各地で打ち出されているプランは、すべて同じ製薬を推奨しているわけではない。また、これらの製薬はいずれも妊婦に使用できない。他にも年齢・性別・基礎疾患の違いにより、具体的に分析し、予防・治療プランを検討する必要がある」と語った。(提供/人民網日本語版・翻訳/YF・編集/内山)
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