2013年4月9日、台湾を代表する歌手テレサ・テンの還暦を記念して、中国の歌手フェイ・ウォン（王菲）らが北京市で追悼コンサートを開催することになった。聯合報が伝えた。

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1995年5月8日に急逝したアジアの歌姫テレサ・テン。生きていれば今年で還暦を迎える彼女に向け、追悼コンサートが、5月19日に北京市で開催されることになった。これは9日、テレサの実兄が代表を務める「財団法人テレサ・テン文教基金会」が正式発表したもの。中国の俳優リー・ヤーポン（李亜鵬）と歌手フェイ・ウォン（王菲）夫妻が運営するチャリティー団体「嫣然天使基金」との共同開催で、収益は全て同団体に寄付される。

9日、インタビューに応じたヤーポンによると、コンサート開催については3年ほど前から、テレサの実兄との間で話が出ていた。中国を代表するカリスマ歌手フェイにとっても、テレサは最高にリスペクトする永遠のアイドルだ。過去のアルバムでは、テレサのヒット曲のカバー集も発表している。このため、今回の追悼公演開催には積極的で、ステージで4〜5曲を披露する予定だという。

さらに注目されるのが、テレサの未発表曲「清平調」。この楽曲では、テレサとフェイの時空を超えたコラボが実現するかもしれないという。李白の詩「清平調詞」をアレンジした楽曲「清平調」は、テレサが最後に収録に取りかかっていたもの。半分まで収録されたが、彼女が急逝したため未完成のままになっている。コンサートでは空白部分をフェイがカバーし、2人の歌姫が夢のステージを見せる可能性が高いという。（翻訳・編集/Mathilda）