<南シナ海>中国海軍への怒り強めるフィリピン政府、だが打つ手なし―米メディア

Record China    2013年4月13日(土) 10時10分

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10日、南シナ海で軍事演習を続ける中国海軍に対し、フィリピン政府は怒りをあらわにしているが、有効な対応策を講じることができないでいる。写真は中国海軍。

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2013年4月10日、米国の軍事情報サイト・ストラテジーページは、南シナ海で巡回と軍事演習を繰り返している中国海軍に対し、フィリピン政府は怒りをあらわにしているが、有効な対応策を講じきれないでいると指摘した。11日付で中国の環球時報(電子版)が伝えた。

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中国海軍の軍艦は現在もスカボロー礁(中国名・黄岩島)周辺の巡回を続けている。昨年、フィリピンとこの海域で衝突した中国海軍は先に撤退したが、すぐに同海域に戻ってきた。同時に中国漁船も同海域で操業を開始。潟湖の入り口にボートや魚網を配置し、フィリピン漁船の航行を阻止した。

中国はスカボロー礁の主権を主張しているが、致命的な武器を使用するまでには至っていない。中国は自国の漁民の安全を図るという目的で巡視船を派遣。しかし、フィリピン政府はスカボロー礁の中国漁船を排除しようとはしていない。フィリピン領海外での中国海軍の演習はその頻度を増しており、フィリピンへの威嚇は明らか。フィリピン国内では中国への反発は高まるばかりだが、両国の軍事力の差はあまりにも大きい。このため、フィリピンは近隣諸国や米国と軍事的に手を組んで中国包囲網をつくろうとしているが、いまだに実現していない。(翻訳・編集/本郷)

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