Record China 2013年4月13日(土) 15時22分
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12日、フィナンシャル・タイムズ中国語版は記事「危険な“北朝鮮のギャンブル”」を掲載した。問題はプレーヤーである金正恩第一書記がどんな人物なのか、まったく分かっていない点だ。写真は中国と隣接する北朝鮮の新義州。
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2013年4月12日、フィナンシャル・タイムズ中国語版は記事「危険な“北朝鮮のギャンブル”」を掲載した。
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世界で最も注目を集める、そして最も人々を緊張させる“ポーカーゲーム”が今、朝鮮半島で展開されている。問題はあの“北朝鮮の若者”がこの手のゲームを遊ぶ姿を誰も見たことがないということだ。
ゲームは昨年12月、金正恩第一書記がミサイル発射カードを切ったことから始まった。オバマ大統領は国連安保理決議カードで対抗。すると金第一書記は核実験カードで応酬。相手方は新たな制裁カードを出して……とゲームは進んできた。今ではオバマ大統領が戦略爆撃機カード、金第一書記が戦争状態宣言カードを切るところまで進展している。
こうしたなか、北朝鮮との武力衝突にまで発展する可能性があると予想する専門家もいる。問題なのは金第一書記がどんな人物なのか、まったく分かっていない点だ。北朝鮮はこれまでなんらかの譲歩を引き出そうと挑発行動を起こしてきたが、金第一書記は妥協する可能性を一切示していない。
米国にとっては極めて難しい局面だ。韓国や日本など地域の同盟国に米国が強力な後ろ盾であることを証明しなければならない一方、その強硬な姿勢が北朝鮮のさらなる反発を生み出す原因にもなってしまう。今必要なのは北朝鮮との対話だ。たとえ今すぐの解決は無理でも、どんな相手とゲームをしているのか、情報収集は欠かせない。相手がわからない中での核ポーカーは危険すぎる。(翻訳・編集/KT)
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