四川地震、ウェディングドレス姿で実況中継の記者、ヤラセ疑惑に反論―中国メディア

Record China    2013年4月22日(月) 10時21分

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20日、四川省雅安市での地震発生時、結婚式の準備中だったテレビ局の記者がウェディングドレス姿で実況中継を行ったことについて、やらせではないかという指摘が相次いでおり、本人が疑惑に反論した。写真は雅安テレビの陳塋(チェン・イン)記者。

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2013年4月20日、四川省雅安市での地震発生時、結婚式の準備中だったテレビ局の記者がウェディングドレス姿で実況中継を行ったことについて、やらせではないかという指摘が相次いでおり、本人が疑惑に反論した。四川新聞網が伝えた。

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雅安テレビの陳塋(チェン・イン)記者は、結婚式のための着付けの最中に地震に遭遇した。建物の外に逃げ出した後、ウェディングドレス姿でカメラの前に立って実況中継を行ったことがネット上で広まり、喝采を浴びる一方で、「結婚式当日になぜテレビ局のロゴ入りマイクを持っているのか」、「やらせでないなら、会社の備品を私的に使用していたのではないか」といった声が上がっている。この疑惑について、陳氏は以下のように回答している。

「式場の外に逃げ出して周囲の様子を見てみると、多くの市民が屋外に逃げ出してきていました。ブライダル会社のカメラマンもいましたが、腕のいい局のカメラマンを呼んで撮影をしてもらい、機材はブライダル会社のものを借りました。局のロゴはただのカバーで、よく紛失してしまうのでカメラマンが常備しています。カメラマンの持っていたものを、ブライダル会社から借りたマイクに装着してリポートしていました」

彼女の証言に対し、ブライダル会社の責任者も、マイクが自社の貸し出したものであることを認めている。

結婚式は60席を予約していたが、実際に埋まったのはわずか20席ほど。局の同僚は、被災地での報道に備え、ほとんどが欠席になってしまった。

結婚式の後、来場者を見送った陳記者はただちに局に戻ることになった。結婚式当日の出勤について、陳氏は「夫は、式も大切だけれど、仕事も同じくらい大切だと言ってくれました。局に戻ることにも反対せず、安全に気をつけるように、いつでも連絡を取れるようにと言ってくれました」と語った。(翻訳・編集/岡本悠馬)

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