中国の若者を一致団結させてくれた米国に感謝―中国紙

Record China    2019年6月3日(月) 8時0分

拡大

30日、中国青年報は、米中貿易戦争によって中国の若者が一致団結できたことを米国に感謝するとの記事を掲載した。

2019年5月30日、中国青年報は、米中貿易戦争によって中国の若者が一致団結できたことを米国に感謝するとの記事を掲載した。

記事は、「これは皮肉ではなく、本当に中国の若者を一致団結させてくれたことに感謝したい」と強調。多くの若者が、米国の覇権的な行為に憤慨し、中国企業支持を表明し、民族の利益を擁護する姿勢を示していることは「本当に感動することだ」とした。

その上で、「これらの若者はコーラを飲んで育った世代で、普段は米国ドラマを好む。自由や個性を愛し、時には世の中への不平不満を表すが、貿易面で自分の国がいじめられ、利益を損なわれるのを目にした時、これらの若者には全くあいまいなところがなく、このような一致団結した精神は大きな力になる」と称賛した。

記事によると、米国は貿易摩擦を悪化させることで、中国人を恐れさせ、混乱させようとの意図があるが、「米国の政治家の計算は間違っている」と記事は断言。「米国は、中国の核心的利益を擁護するとの決意、極限までの圧力に耐える力を軽く見ており、中国人の愛国心を侮っている」と主張し、歴史を見ても中国は外的な圧力が高まるとより一層団結すると論じた。

実際、中国のソーシャルメディアでは「驚くほどの一致団結が見られる」と記事は紹介。華為技術(ファーウェイ)に対する米国の攻撃に対し、多くの若者がファーウェイ支持を表明していることなどを伝えた。そして記事は、「貿易戦争を激化させている米国の政治家は、中国の若者のこうした姿勢の背後にある一致団結を読み取っているだろうか?中国人の脅しやいじめには屈しない精神を理解しているのだろうか?」と疑問を投げ掛けた。

さらに記事は、米国による圧力で若者たちが一致団結しただけでなく、「中国世論も米国に対する見方で一致している」と紹介。覇権的な行為を批判することで一致しており、以前は米国称賛の傾向の強かったネットユーザーでさえ「心が米国から離れる」ようになっており、「米国は今回の貿易戦争で、国際ルールを無視する方法を取ることで、現実主義的な利益第一を覆っていたベールを破り、真の米国の姿を示してくれたことに感謝したい」と論じた。

最後に記事は、「貿易戦争で中国をたたきつぶすことはできず、むしろわれわれをより愛国にし、さらに一致団結させ、イノベーションに対する自信をより深めさせ、中国をより一層強大にするだけだ」と結んだ。(翻訳・編集/山中)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携