四川省成都市で行われたサッカーのパンダカップで、U-18韓国代表の選手が優勝カップを踏みつけた。選手らは後に謝罪したが、韓国駐中国大使館の中国版ツイッター・微博（ウェイボー）アカウントには批判コメントが多数寄せられる事態となっている。

29日に行われた試合で、韓国は中国に3-0で勝利し、同大会優勝を果たした。しかし、表彰式後に行われた記念撮影の中で、韓国の選手1人が優勝カップを踏みつけて大笑いした他、カップに向かって用を足すようなポーズをした。別の選手が止めに入ったものの、この様子は中国の記者らによって撮影され、ネット上で拡散した。中国側からの抗議を受け、韓国チームは30日に滞在先のホテルで急きょ会見を開き、「中国の方を傷つけてしまった」などとして全員で頭を下げて謝罪した。

しかし、韓国選手の愚行に対する中国人の批判は収まる様子はなく、騒動後には微博の検索キーワードランキングで関連ワードが相次いでトップ10に入ったほか、韓国駐中国大使館の微博アカウントがつぶやいた過去のツイートに対して、韓国選手を批判するコメントが多数寄せられた。

こうした事態を受け、中国のスポーツメディア・新浪体育は「韓国大使館の微博アカウントに批判コメントを残すことをどう思うか」をテーマにネットアンケートを実施。受け付け開始から9時間でおよそ1万5000人が回答しており、最も得票率の高い選択肢は「よくやった」で全体の約50％を占めた。以下、「良いけど、（そこまでする）必要はない」が33％、「不適切、理性を欠いている」が17％となっている。（北田）