中国市場を重視する日系車、上海モーターショーで各社展示に力を入れる―中国メディア

Record China    2013年4月24日(水) 17時54分

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24日、日系車の3月の販売台数は前年同期比で依然マイナス成長状態にあるが、これによって中国での積極性を削がれてはいない。これは今回の上海モーターショーでの日産傘下ブランドの力強い展示からもうかがえる。写真は上海モーターショーの日産の展示ブース。

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2013年4月24日、日系車の販売台数は過去2カ月と比べると3月に78.1%という大幅な伸びを示したが、前年同期比では依然マイナス成長状態にある。だがこれによって中国での積極性を削がれてはいない。これは今回の上海モーターショーでの日産傘下ブランドの力強い展示からもうかがえる。日産のアンディ・パーマー副社長は「われわれにとって中国は最大の市場であり、世界での販売台数の4分の1を占める。われわれは中国市場の将来性を確信している」と語った。中国新聞網が伝えた。

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■情報を共有できるコンセプトカー

運転手はもう車内唯一のDJではなくなる。車内の誰もが曲を替えることができるのだ。漆黒の石版のようなスクリーンがダッシュボードから後部座席の間まで延び、どの座席からも情報を確認できる。興味のあるものを見つければ携帯電話からスクリーンにアップロードして、みんなとすぐに共有することもできる。

今月20日、スタイリッシュな日産の展示ブースで、新型コンセプトカー「Friend-ME」の神秘のベールがゆっくりと剥がされた。

■V藍戦略「手軽に楽しめる純電気自動車

一方、東風日産傘下の合弁独自ブランド「啓辰」は新エネルギー車に焦点を当てている。今回の上海モーターショーで「啓辰」ブランドは新エネルギー「V藍戦略」を発表。「手軽に楽しめる純電気自動車」を目標に開発した新型コンセプトカー「viwa」も展示した。年内に大規模なモデル運営を行う啓辰e30量産電気自動車も再び展示し、新エネルギー車ブランドをリードする実力と決意を示した。

■中国戦略を積極的に推し進めるインフィニティ

日産傘下の高級車ブランド、新型スポーツセダンのインフィニティ「Q50」が上海モーターショーでアジア初公開された。世界初となる新技術「ダイレクト・アダプティブ・ステアリング」と「アクティブ・レーン・コントロール」を搭載。高性能ハイブリッドモデルはわずか5秒で時速100kmまで加速できる。来年春にまず3.7リッターガソリンエンジンモデルを中国で発売する。

インフィニティは上海モーターショーを機に来年中国で現地化生産を始めるQ50LとQX50Lも発表した。

「中国はインフィニティの世界発展戦略の鍵を握る。Q50LとQX50Lの現地化生産は、中国での発展戦略を一段と後押しする」とインフィニティのヨハン・ダ・ネイシン社長は語った。

インフィニティはすでに60店余りの販売代理店ネットワークを確立し、中国の主要都市をカバーしている。北京と成都には世界的なフラッグシップ店も設置し、「ファーストクラス」式のサービスを提供。今後はこのモデルを上海と広州にも導入する。

インフィニティ中国事業本部の呂征宇(リュー・ジョンユー)氏は「国産プロジェクトの着実な推進および新世代の富裕層の台頭に伴い、インフィニティは中国市場での急速な発展という新たな段階へと邁進している」と述べた。

東風日産はNISSAN、啓辰両ブランドの量産車を対象とする新たな代車サービスを打ち出した。今年4月20日以降、専門店内で日産の認証する保険に加入すると、車を修理に出す際、専門店から1回につき10日間、年間で計60日間まで無料で代車が提供される。

日産のアンディ・パーマー副社長は、「われわれは中国市場の将来性に強い自信を持っている。われわれの長期戦略が変わることはない」と語った。(提供/人民網日本語版・翻訳/NA・編集/内山

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