中国の湖水、河川を毒々しい色に染め上げる“水の華”、化学肥料の弊害―米メディア

Record China    2013年4月29日(月) 1時39分

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23日、ナショナル・ジオグラフィック電子版は「世界に広がった、激しい水の華」を掲載した。水面が絵の具を流したような毒々しい色に染まる、“水の華”という現象を取り上げている。写真は2012年6月、安徽省の巣湖。

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2013年4月23日、米ナショナル・ジオグラフィック電子版は「世界に広がった、激しい水の華」を掲載した。26日、科技世界が伝えた。

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世界人口はすでに70億人を突破。なおも増加を続けている。食料の必要量も増え続けているが、それを支えているのが化学肥料と収穫量の多い農作物だ。しかし弊害もある。リンと窒素によって水が富栄養化し、藻類が爆発的に増える“水の華”と呼ばれる現象が起きている。中国の青島市、米国のメキシコ湾、米国の西海岸、さらには一部の淡水地域など世界各地で“水の華”は出現している。

富栄養化によって藻類が爆発的に増殖した結果、水面はまるで絵の具を流したかのような鮮やかな色に染まる。政府は膨大な資金を費やして対策を続けているが、中国の湖水、河川ではこうした“水の華”がたびたび報告されている。

“水の華”の問題はたんにそのグロテスクな外見だけにあるのではない。枯れた藻類を細菌が分解しようとして水中の酸素を使い果たしてしまい、その水域の生物が壊滅してしまう現象や、あるいは毒素を排出するタイプの藻類が激増することで水が汚染されるなど、さまざまな問題を引き起こす。(翻訳・編集/KT)

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