2013年4月29日、台湾で活動する歌手ココ・リー（李［王文］）が、大規模地震に見舞われた四川省へ到着。自ら準備した救援物資を届けた。爽報が伝えた。

【その他の写真】

今月20日、中国・四川省雅安市でマグニチュード（M）7．0の大規模地震が発生し、現地に甚大な被害をもたらした。これを受けてココは29日、大型トラックで同省成都市に到着。市内に設置された中国赤十字会の成都救援センターに、自ら準備した救援物資を運び入れた。

彼女が準備したのは、ビスケットや粉ミルクなどの食料品ばかり4000箱で、170万台湾ドル（約560万円）相当の物資。トラックから降ろされる段ボールの数が減っていないか、被災地向けの小型トラックにきちんと搭載されているかなど、本人自身が入念にチェックしていた。

ココはアメリカ出身だが、母親の本籍が四川省にあり、今回の震災被害では特に心を痛めている。本心は被災地まで自分の手で届けたかったが、現地の混乱した状況や危険を考慮して、思いとどまったという。四川省の血統を持つだけに、長期支援を考えてゆきたいと語っていた。（翻訳・編集/Mathilda）