Record China 2019年6月6日(木) 16時40分
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5日、中国メディア・茘枝新聞は、中国で先日客が殺到し騒動になったことで話題となったユニクロとKAWSの限定コラボTシャツが、再び入荷され販売される様子を取材した。写真は初日の騒動の映像から。
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中国メディア・茘枝新聞は5日、中国で客が殺到し騒動になったことで話題となった、ユニクロの米著名デザイナー・KAWS(カウズ)との限定コラボTシャツが再販売される様子を「争奪から助け合い、そして理性回復への狂宴3部曲」と題した記事で伝えた。
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中国で3日、KAWSのユニクロとのコラボが最後になると聞きつけた若者がユニクロに殺到し、商品を奪い合ったり店のシャッターを壊したりする騒動があった。そのTシャツが再入荷されるという知らせを受け、茘枝新聞の記者は江蘇省南京市のショッピングモール、徳基プラザ内のユニクロを開店1時間前に訪問した。すでに多くの客が開店を待っており、中には今回販売されたコラボTシャツを着ている若者の集団までいたという。
開店時の様子について、記事は、「10時になると、シャッターの外で待っていた数十人は一斉に店内へなだれ込み、間もなく記者はネットで流れていたのと同様の争奪戦を目の当たりにした。客が色やサイズも確かめずに服を商品棚から抜き取る一方で、店員は声を張り上げて秩序を守るよう促すような状況だった。開店5分足らずで、商品棚には一部の残ったTシャツが置かれるだけになった」と伝えた。
また、開店の数分後に少し遅れてやって来た若い女性はすでにガラリとした商品棚を見て困惑。KAWSのファンだというこの女性は記者に対し「流行に便乗する人を排除したいとは思わないけど、買い物はやはり自分が好きなものを選ぶのが大切で、流行に対しては理性的でないといけない」「本当に好きなものが買えなかったら、多少高くてもネットで探す」などと話したという。
記事によると、この日店側は、同じデザインのTシャツの購入は1人2着までに制限していた。そのため、店内では大量のTシャツを手にすることに成功した人がデザインやサイズをめぐって他の客と交換を始め、中には多く取り過ぎたTシャツを記者に譲ってくれる人まで現れたという。
そして、「開店20分後になり記者がレジに向かうと、そこには長い列ができていたが、「客の中には理性を取り戻す人も少なくなかった」と説明。「たくさん服があるんだけど、どれか要らない?」と周囲に問い掛け、最終的に手にした6着のうち4着を手放す女性も見られたという。記事は「レジ前のスペースはTシャツを獲得できなかった人にとって『サプライズの生まれる場所』となった」と伝えた。
記事は最後に、「開店からわずか30分の間に、人々は奪い合って交換し、列に並んで、取捨選択と購入をした。再入荷されたTシャツは子ども服や人気のないデザインが売れ残ったのを除いて全て売り切れた。店内の人の流れも少なくなり、客たちの気持ちもジェットコースターのような起伏を見せた」と伝えた。
記者が客らに「限定商品を買うのに成功した気持ちは?」とインタビューしたところ、「うれしい」と答える人もいたが、多くの人はほほ笑むだけで落ち着いた様子だったという。(翻訳・編集/岩谷)
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