Record China 2019年6月10日(月) 20時20分
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中国メディアの中国新聞網は10日、卓球の香港オープン決勝で男女ともに中国選手が日本選手を破って優勝したことを受け、「伊藤美誠がまた敗戦に泣く、日本卓球には今や“涙”しか残されていないのか」と題する記事を掲載した。写真は伊藤。
中国メディアの中国新聞網は10日、卓球の香港オープン決勝で男女ともに中国選手が日本選手を破って優勝したことを受け、「伊藤美誠がまた敗戦に泣く、日本卓球には今や『涙』しか残されていないのか」と題する記事を掲載した。
9日に行われた同大会決勝で、男子は張本智和が林高遠(リン・ガオユエン)に、女子は伊藤美誠が王芸迪(ワン・イーディー)にそれぞれ敗れ、優勝を逃した。中国オープンでは勝利した相手に0-4のストレートで敗れた伊藤は、試合後の取材に涙を浮かべながら答えた。
記事は、「伊藤が涙を流すのは今シーズン初めてではないが、間違いなく最もこらえきれない涙だっただろう」とし、今大会は陳夢(チェン・モン)、丁寧(ディン・ニン)、劉詩ブン(リウ・シーウェン)ら中国女子のトップ6が全員欠場しており、絶好のチャンスだったと伝えた。
そして、先日の中国オープンで王芸迪と丁寧を立て続けに破ったものの、その後の王曼●(ワン・マンユー、●は日の下に立)戦で敗れ決勝進出を阻まれたこと、4月にブタペストで開かれた世界選手権で「3冠」を目標に掲げながら1冠も獲得できなかったことに触れ、「伊藤の涙は常に骨身に染みる負けと共にあった。そして、それは日本女子卓球界の縮図でもある」と指摘した。
その上で、今シーズン、日本の中心的な存在である伊藤、平野美宇、石川佳純がいずれも女子シングルスで優勝できていないこと、日本男子の期待を背負う張本も思うようなパフォーマンスを発揮できていないことに言及し、「予想された日中対決は、多くの状況で一方的な展開になっている。『敗北』と『残念』が、彼らの身体に貼りついたキーワードになっているかのようだ」と論じた。
それでも、「中国が警戒を緩めて良いということにはならない」とし、「双方の真の戦いは1年後の東京五輪。強敵を前に、中国はやはり用心する必要がある」としている。(翻訳・編集/北田)
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