人民網日本語版 2019年6月11日(火) 15時0分
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中国国家発展改革委員会など3機関が通達した「重点消費財の買い換え、バージョンアップ、スムーズな資源の循環利用の推進の実施案」は5G携帯電話のビジネス応用を積極的に推進すること、研究開発と市場での販売を奨励することを打ち出した。写真はファーウェイ広告。
中国国家発展改革委員会など3機関がこのほど共同で通達した「重点消費財の買い換え、バージョンアップ、スムーズな資源の循環利用の推進の実施案(2019-2020年)」は、5G携帯電話のビジネス応用を積極的に推進すること、研究開発と市場での販売を奨励することを打ち出した。華為技術(ファーウェイ)、OPPO、vivo、小米、中興通訊(ZTE)などの中国国内携帯メーカーの製品がチャンスを待ち構えており、まもなく国内で発売される見込みだ。業界関係者は、「初期段階では産業チェーンが未成熟なため、5G端末は非常に高額になる。来年下半期に市場に大量に投入されるようになると、価格は下がり、中国は5G携帯への買い換えブームを迎えることが予想される」と話す。中国証券報が伝えた。
■チャンスを待ち構える国内メーカー
ファーウェイの端末製品ライン責任者を務める何剛(ホー・ガン)氏は、ファーウェイの折りたたみスマートフォン「MateX」で一足早く5Gネットワークを体験し、ダウンロード速度を実際に測定して1Gbpsを超えたことを明らかにした。
携帯メーカーのOPPOは、「5G商用化の準備は全面的にできており、中国で5G商用化端末を打ち出す第1陣のメーカーになる自信を持っている」という。
中興通訊は、「現在、中国国内では『中興天機Axon』の5Gモデルがプロバイダーの第1陣5G携帯お得意様体験プランに盛り込まれている。この5G携帯は2019年上半期に中国、ドイツ、フィンランドなどで発売される予定だ。すでに中国で必要な認証の手続きを終えており、7月の発売予定で、消費者はまもなく買えるようになる」と話す。
携帯メーカーのvivoは、「現在、vivo初の5G携帯電話が関係実験室でネットワークアクセスのテストを行っており、終了後、市場での発売を開始する予定で、中国市場の5G商用化端末の第1陣にもなる」という。
小米は、「現在、小米は中国の5G商用化に向けてすべての準備を終えている。『小米MIX3』5Gモデル携帯は中国でたびたびお披露目されており、中国移動、中国聯通、中国電信の3大キャリアと共同で応用シーンも紹介してきた」と話す。
国金証券は、「現在、国内メーカーが5G携帯をめぐりチャンスを待ち構えており、世界の5Gネットワークの持続的な推進にともなって、5G端末の販売は加速していくだろう」と予想する。
■買い換えブームの予想
データ調査会社インターネットデータセンター(IDC)の予測では、19年の5G携帯電話出荷量は670万台で、世界の携帯電話出荷量のうち0.5%を占めるに過ぎない。
19年3月に国元証券が発表した研究報告では、「携帯電話の出荷量の減少傾向は19年に鈍化する見通しだが、5G端末の大量投入は短期的には難しい。各ブランドが5G端末を相次ぎ発表しているが、初期段階では産業チェーンが未成熟なため、価格は非常に高額になり、消費者は受け入れがたいだろう」という。
専門家は、「国内携帯電話メーカーの量産型5G携帯電話は今年9月に集中的に発売される見込みだが、コストが高いため、価格は約5000元(約8万円)になる。供給チェーンの生産能力向上にともなって、来年下半期には2500元(約4万円)前後まで下がるとみられる」と分析する。(提供/人民網日本語版・編集/KS)
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