2019年6月10日、中国メディア・新華網によると、中国人観光客が置き忘れた財布を無事、本人に返したタイの店員がこのほど表彰された。

プーケット県から栄誉証書と報奨金5000バーツ（約1万7000円）が贈られたのは、同県にあるコンビニエンスストアのマネージャー。先月30日、レジ付近に忘れられた財布の持ち主を防犯カメラの映像で確認し、約1時間後に戻って来た本人に返したそうだ。財布の中にはわずかなタイバーツと多額の人民元が入っていたという。

表彰式に出席した当局関係者は、「プーケットのイメージを高めてくれた。タイ人、とりわけ観光業従事者にとってのお手本」などとコメントした。称えられた側のマネージャーは中国人観光客が店の重要な利用者となっていることを紹介した上で、「プーケットで観光に携わる人が良いサービスを提供し、中国人観光客の皆さんに好印象を残してくれることを期待します」と話したという。（翻訳・編集/野谷）