ジャン・ジャック・アノー監督「神なるオオカミ」、注目の主演俳優はウィリアム・フォン―中国

anomado    2013年5月11日(土) 11時41分

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10日、中国の俳優ウィリアム・フォンが、ジャン・ジャック・アノー監督の中仏合作映画「狼図騰」に主演することが明らかになった。写真はウィリアム・フォン。

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2013年5月10日、中国の俳優ウィリアム・フォン(馮紹峰)が、ジャン・ジャック・アノー監督の中仏合作映画「狼図騰」に主演することが明らかになった。中国新聞網が伝えた。

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2005年に中国で発表され、ベストセラーとなった小説「狼図騰」の映画化。日本では「神なるオオカミ」のタイトルで出版され、これまで約30言語の翻訳本が世界各国で出版されている。2009年に製作のうわさが聞かれていたが、「愛人/ラマン」や「セブン・イヤーズ・イン・チベット」などで知られるジャン・ジャック・アノー監督がメガホンを執り、中仏合作映画になることが決まった。主演には中国の人気俳優ウィリアム・フォンが発表された。

「狼図騰」は作家・姜戎(ジャン・ロン)の自伝的作品。文化大革命(1966〜1976年)の時代を背景に、内モンゴルに下放された北京の大学生・陳陣が、モンゴル族とオオカミの神秘的な関係に魅了され、タブーの世界にのめり込んでいくというもの。漢民族を「羊」に例え、痛烈な中国批判も含まれた同作だけに、「魯迅文学の再来」とも呼ばれている。

内モンゴル自治区で今月クランクインし、公開は来年になる予定。製作側ではすでに2年前から、撮影で使われるオオカミを飼育している。ウィリアム・フォンは早くから乗馬訓練をスタートしており、過酷な自然環境の中で、9カ月間の撮影にチャレンジする。(翻訳・編集/Mathilda

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