米国のゴミリサイクルは中国に依存している、中国政府の規制強化で黄信号―米メディア

Record China    2013年5月13日(月) 23時52分

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11日、米国のゴミリサイクル関連のニュースサイトが対中ゴミ輸出ストップの危機を報じている。写真は浙江省台州市の電子ゴミの分別・リサイクル工場。

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2013年5月11日、環球時報は記事「中国の生け垣アクション、対中ゴミ輸出はもはや喜ばれない―米メディア」を掲載した。米国のゴミリサイクル関連のニュースサイトが対中ゴミ輸出ストップの危機を報じている。

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07年以来、ゴミは米国の主要な対中輸出品の一つになっている。中国から米国に大量の貨物が輸送されるが、そのままでは帰りの船のコンテナは空になってしまう。そこで輸出されるようになったのが各種のゴミだ。

くず鉄、ダンボール、空き缶、ペットボトルまで多種多様。11年、米国では5280万トンの紙ゴミ、ダンボールが回収されたが、うち1580万トンが中国に輸出された。回収されたプラスチックゴミの約半数も中国に輸出された。11年、中国に輸出されたくず鉄、廃止の総額は108億ドル(約1兆1000億円)に達した。

米国はゴミを輸出し、中国はゴミをリサイクルして資源を得る。ウィンウィンの取引だった、このゴミ貿易に黄信号が灯っている。報道によると、中国政府は「生け垣アクション」を実施。洗浄されていないペットボトルや汚染された外国のゴミの輸入を差し止める方針を示しているという。プラスチックゴミの中に一つでも注射器が混ざっていれば、そのゴミは医療廃棄物として通関を拒否されるなど、通関検査が厳格化されたと報じられている。

今後、米国のゴミ回収はどうなるのか?生け垣アクションは誇張された報道で大きな影響はないかもしれないし、あるいは中国以外の別の国がゴミを買ってくれるかもしれない。国内でリサイクルする、そのコストが高すぎる場合はリサイクルをあきらめて埋め立てるという選択肢もあるかもしれない。

ただ覚えておくべきポイントがある。リサイクルという米国の習慣はその他さまざまな問題と同じく、貿易とマーケット、とりわけ中国に依存しているのだということを。(翻訳・編集/KT)

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