ネット通販イベントが映した広がりつつある中国の消費市場―中国メディア

環球網    2019年6月21日(金) 6時10分

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中国のネット通販イベント「618」は、もう一つのネット通販イベント「ダブル11」と同様、中国の急速に増える消費動力を反映している。写真は配送センターに集まった荷物。

中国のネット通販イベント「618」は、もう一つのネット通販イベント「ダブル11」と同様、中国の急速に増える消費動力を反映している。

中国の大手ネット通販の京東家電は日付が18日に変わってわずか2分36秒で10億元以上の取引額を実現した。蘇寧易購も最初の1時間の注文量が前年同期比で215%増加した。また、アリババによると、天猫(Tmall)は「ダブル11」の時と同じように、100以上のブランドの取引額が1億元を突破したという。

新浪(中国のネット会社)のある調査によると、65%の回答者が今年の「618」期間に消費し、うち40%の消費者の消費額が1000元以内に、14%の消費者の消費額が1000元から2000元に達したという。また、多くのブランドは「618」を今年上半期の最大の成長機会と捉えている。

2019年3月末までに、淘宝(タオバオ)と天猫の年間アクティブユーザーは6億5400万人、京東のアクティブユーザーは3億500万人に達した。これらの消費者は中国のオンライン通販の主な原動力となっている。

商品の種類で見ると、生活家電は中間層による消費の新たな成長ポイントであり、中国の産業にとっても新たな成長ポイントになると考えられている。一線都市と二線都市ではオーディオ、加湿器、空気清浄機などの小型家電製品および電子美容器具、脱毛器具などの個人ヘルスケア用品に対する需要が増加傾向を示している。現在、三線都市と四線都市の消費力も上昇している。

また、「モノ」だけでなく、「サービス」も消費の新たな成長ポイントとなっている。オンライン注文、オンライン旅行、モバイル決済などは急速な成長の勢いを維持し、発展の潜在力は非常に大きい。サービスは将来、中国の国内消費の伸びを刺激する重要なルートになるだろう。(提供/環球網・編集/黄テイ)

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