Record China 2019年6月23日(日) 10時20分
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17日、日本の華字紙・中文導報は「尋常じゃない清潔さ、これが日本だ」と題した記事を掲載した。
日本の華時紙・中文導報は17日、「尋常じゃない清潔さ、これが日本だ」と題した記事を掲載した。以下はその概要。
■天の時、地の利、人の和
日本は一体どうしてここまで清潔なのだろう。日本には「天の時」「地の利」「人の和」がある程度そろっているのだ。「天の時」に関して、日本は温暖湿潤気候に属し、1年を通して多雨多湿である。頻繁に降る雨は時々街を隅々まで洗い清めてくれるほか、路上のほこりや土を流し、路面と空気を浄化してくれる。そして自然の放水も活性化する。
日本には山地が多く、放水システムも精巧にできている。一部の都市の地下水システムは全てコンピューターによって管理されているほどで、強い雨が降ったとしてもスムーズな放水を保証している。さらに、関東には世界最大の地下放水システムである「首都圏外郭放水路」が存在している。この全長約6300メートルに及ぶ放水路は、深さ70メートル、直径30メートルの立坑5本と内径10メートルのトンネルが組み合わさってできており、集められた雨水は500トンずつ、計59本ある貯水池に収められ、リサイクル処理をしてから再利用される。この壮観かつ雄大な建築は、「地下神殿」とも称されている。
■衛生面の英才教育
公共衛生を重視する日本の伝統は一種の制度である以上に、幼い頃から養われてきた文化と習慣である。日本の小中学生は学校で必修の「家庭科」という授業を受ける。これは中国における「労働課」に当たり、授業内で生徒らは調理や裁縫を学ぶ。学校ではほかにも定期的に掃除の時間があり、教室や廊下、トイレまで、振り分けられた掃除場所を班ごとに順番で掃除する。これは生徒らにとって練習の機会になるほか、道育・知育・体育のすべての面を全面的に発展させることができる。労働の成果を大切にできるようになり、良好な道徳意識を育むことができる。日本の生徒たちは「見て!学校は私たちによって支えられているんだよ」と自信を持って言うことができるのだ。
■「ごみ無し」神話
もし日本でスポーツの試合や映画を見ることがあれば、会場を離れる際、こういった公共の場所の清潔さにショックを受けることだろう。観客全員が自覚を持ってポップコーンの袋や飲み物のボトルを持ち帰っていて、ヒマワリの種の殻といった最も迷惑なごみも散らかっていないはずだ。
1994年に広島県で開催されたアジア競技大会の閉幕式後も、6万人の日本人の観客が立ち去ったあとには何もごみが残っておらず、当時は「神話」と評された。14年にブラジルで開かれたサッカーのワールドカップ(W杯)でも、日本サポーターが自発的にスタジアムのごみを片付け、この行動は国際サッカー連盟(FIFA)さえもが公に称賛したのである。(翻訳・編集/岩谷)
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