台湾当局、フィリピンとの争いに「中国本土の介入を望まない」―台湾紙

Record China    2013年5月17日(金) 14時44分

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16日、台湾当局はこのほど、フィリピン公船が台湾漁民を射殺した事件について、中国本土の介入を望まないとの見解を、非公式ルートを通じて中国政府に伝えた。資料写真。

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2013年5月16日、台湾紙・旺報によると、台湾行政院大陸委員会主任委員の王郁[王奇](ワン・ユーチー)氏は15日、フィリピン公船が台湾漁民を射殺した事件について、中国本土の介入を望まないとの台湾側の考えを、非公式ルートを通じて中国政府に伝えたと発表した。環球時報(電子版)が伝えた。

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王氏は海峡交流基金会の林中森(リン・ジョンセン)会長らと行った密室会談のなかで、多くの立法委員から台湾漁民射殺事件以降の中国政府の対応について聞かれ、中国側に不介入を申し入れたことを初めて明らかにした。

この会談に参加していた民進党の李俊[イ邑](リー・ジュンイー)立法委員は、台湾側の申し入れの意図について「中国本土が介入することで、本来単純な問題が複雑化することを防ぐのが目的だ」と説明。王氏も「今回の事件に対する中国側の関心と哀悼の意に深く感謝する」と述べたが、同時に中国側が漁業保護権などを主張しないよう求めた。

フィリピンのアキノ大統領が「1つの中国」政策を打ち出し、中国本土と台湾の関係悪化を狙ったことについて王氏は「今回の事件と『1つの中国』は無関係。台湾の立場ははっきりしている。フィリピン政府は台湾側の要求を真摯に受け止め、関係のない話はしないよう求める」と語った。(翻訳・編集/本郷)

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