「千と千尋の神隠し」を何度でも見るべき理由―中国メディア

Record China    2019年6月26日(水) 16時20分

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25日、中国メディア・央広網は、中国でも劇場上映が始まり大ヒットを記録している『千と千尋の神隠し』について、「子どもは笑い、大人は涙する映画だ」と評した。写真は中国で公開された「千と千尋の神隠し」。

中国メディア・央広網は25日、中国でも劇場上映が始まり大ヒットを記録している『千と千尋の神隠し』について、「子どもは笑い、大人は涙する映画だ」と評した。

同作の上映に際して、中国では「自分を見失わないで」と題した約2分間の予告編が注目を集めた。この予告編は、「幼い頃、『千と千尋』の世界は夢の中の場所だと思っていた。大きくなってやっと、これは私たちが生きている本当の人生なんだと気付いた」「昔は千尋の冒険がうらやましかった。今なら私も、勇敢に唯一無二の人生を歩んできたんだって言える」など、大人の観客に向けたメッセージとなっている。

記事は、「映画の魅力は、そこに込められた深い意味を人生のそれぞれの段階において新たに発見できるところにある。公開された同作の予告編を見た多くの人が、これまで自分は『千と千尋の神隠し』を十分に理解できていなかったと感じ、映画館に足を運び、改めて鑑賞した感想を熱く語っている」と指摘した。

そして、「少なからぬ口コミの中で、同作は映画館で見るべきだとしきりに勧められている。たくさんの人が、『千と千尋』の価値は文字やいかなる形式を通しても伝えられず、スクリーンで見るのが最もふさわしいと考えている。宮崎駿監督の細部に至るまでのこだわりや名シーンがもたらす感動は、スクリーン上で何倍にもなって伝わり、『100回見ても飽きない』のだ」と紹介した。

さらに、「この映画は『温故知新』の映画でもある。子どもの目には心温まる成長ストーリーとして、大人にとってはメタファーに富んだ物語として映る。映画を見に行った人の中には、風呂屋で成長していく主人公の千尋の姿を苦労しながら働く自分と重ね合わせた人も少なくなかったようだ。どの年代の人も、映画館で見て自分なりの解釈をしてみる価値があるだろう」と指摘。「同作は親子3代で見るべき『必見』の名作だ」と結んだ。(翻訳・編集/岩谷)

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