Record China 2019年6月27日(木) 7時40分
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26日、環球網は、米国の新たな武器が中国の武器の模倣であるとする記事を掲載した。写真はJ-20。
2019年6月26日、環球網は、米国の新たな武器が中国の武器の模倣であるとする記事を掲載した。
記事は、「これまで米メディアは、ロシアや中国が米国に対抗する武器を研究開発すると、『米国の武器をパクった』とのレッテルを貼ってきた」と指摘。「米軍が秘密裏に研究開発している空対空ミサイルは、中国のPL-15ミサイルに対抗するためのものだ」と述べ、「米メディアのこれまでのロジックに照らし合わせると『中国をパクった』ことになるのだろうか」と問い掛けた。
米誌ナショナル・インタレストによると、米軍が研究開発しているのは「AIM-260」ミサイルで、射程距離は「AIM-120」より長く、長距離ミサイルを装備した中国やロシアの戦闘機に対抗できるのだという。計画によると、21年に発射実験を行い、22年にはF-22などに配備される予定だ。
記事は、「この新型ミサイルの研究開発は2年前から始まったが、全過程がほぼ秘密裏に行われた」と指摘。「米国の空対空ミサイルの開発の歴史の中でここまで秘密裏に行われたことはない」としている。この理由について、米空軍高官が16年に「PL-15」が登場したことが「AIM-260」のミサイル開発を促進したことを認めているとしたほか、米ビジネス・インサイダーも「AIM-260」の研究開発はかなりの程度、中国の「PL-15」の影響を受けていると認めていると伝えた。
また、米国はほかにも中国の「PL-10E」に対抗して「AIM-9X」の改良に着手したことや、ロシアの極超音速ミサイルの配備に対して米国も急いで「AGM-183A」の試験を進めたことを指摘。「現在研究開発中の米国のロケット砲や護衛艦などの外観や性能などがますます中露の装備に似てきている」と主張し、「米国は武器の分野における先駆者から追いかける側に変わり、イノベーターから模倣者へと変化した」と論じた。
一方で、中国の専門家からは「客観的に見ると、各国の武器装備の設計は似たものになる傾向がある。誰が誰をパクったとは言えず、単に同じような作戦ニーズが同じような設計案をもたらしただけだ。米国の新たな武器は中国やロシアをパクったとは言えない」「このような現象は、米国の技術が中露に遅れていることを意味しているわけではなく、むしろ米国の新型空対空長距離ミサイルは革新的な技術を備えている可能性もあり、米国の革新力を侮るべきではない」との指摘も出ていると伝えた。(翻訳・編集/山中)
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