「洗肺」が訪日中国人の新たな目的に―中国メディア

Record China    2019年6月29日(土) 23時30分

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28日、環球時報は、「洗肺」が訪日中国人の新たな目的になっていると紹介する記事を掲載した。資料写真。

2019年6月28日、環球時報は、日本は中国人旅行客に人気の目的地だが、大気汚染に悩まされる中国では、最近「洗肺(肺を洗う)旅行」が人気となっており、空気のきれいな田んぼや農家で田園での楽しみを享受し、肺をきれいにすると同時に心もリフレッシュしていると伝えた。

記事によると、「洗肺」として人気の高い場所の1つが佐賀県だという。有名な温泉地があり、避暑地でもある佐賀県は、人も車も少なく「桃源郷のようだ」と紹介。海と花に囲まれた自然公園では「新鮮な空気を吸って深呼吸する中国人旅行客の姿をよく見かける」と伝えた。また、棚田も美しくて米もおいしく、嬉野温泉の温泉湯豆腐や佐賀牛などの特産品も多いと紹介した。

別の人気スポットは長野県伊那市。12年から農家では中国人旅行者の受け入れを始めており、旅行客は農家に泊まって一緒に野菜料理を作ったり、畑仕事をしたり、田舎道を歩いたりする。きれいに並んだ稲から日本人の生真面目さを見ることができ、美しい田園風景に「心が洗われる」としている。

さらに、大分県の湯布院も最近中国人に人気だと紹介。水温が高い金鱗湖は霧による幻想的な感じにあふれていて、中国人旅行者がスマホで写真を撮る様子をよく見かけるという。また、観光馬車に乗ってゆったりとした生活を楽しむ旅行者も多いと伝えた。

ほかにも、中国人スキー客が多く訪れる青森県の十和田湖や、冬の時期の津軽鉄道のストーブ列車も人気が高いと紹介。映画「君の名は。」の舞台となった岐阜県飛騨市も、飛騨牛などの美食や江戸末期から明治初期の建築物があり歴史文化を楽しめる魅力があると伝えた。また、栃木県の那須高原は東京から近くて空気がきれいで、中国人観光客が多いと紹介した。(翻訳・編集/山中)

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