<レコチャ広場>中国人観光客はなぜチャイナタウンに行かないのか?―中国

Record China    2013年5月25日(土) 7時30分

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21日、作家で評論家の楊恒均氏は「中国人観光客はなぜチャイナタウンに行かないのか?」と題した記事を中国のブログサイトに掲載した。写真はシドニーのチャイナタウン。

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2013年5月21日、中国の作家で評論家の楊恒均(ヤン・ヘンジュン)氏は「中国人観光客はなぜチャイナタウンに行かないのか?」と題した記事を中国のブログサイトに掲載した。以下はその内容。

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おととし、ギリシャに旅行した際、現地ガイドに「チャイナタウンで時間をとってくれないか?」と頼んだ。するとガイドは「あそこは治安が悪く、強盗もしょっちゅう。駐車できる場所もない。チャイナタウンに行くぐらいなら帰国して街を歩いたら」と力説された。100カ国以上を旅したことがある私には、外国のチャイナタウンが祖国と異なっていることを知っている。「どうしても行きたい」と言い張った私にガイドも降参。車でチャイナタウンを通過することになった。

車内から見た夕方のチャイナタウンは、静かでとても落ち着いて見えた。しかし、その後に宿泊ホテルで会った現地の友人によると、私が見たのはチャイナタウンの裏通りだったのだ。オーストラリアでも同様の経験をしたので、シドニーのチャイナタウンで暮らす友人に愚痴をこぼした。すると「ここに1日立って、ずっと見ていてごらん。中国本土からの観光客が来るかどうか」と友人。

中国本土からのツアー客が泊まるホテルは、市街地から車で1時間ほどの距離にあることが多い。ホテル周辺にお店は1軒もない。観光箇所は遠く離れたショッピングセンターや繁華街が主だ。現地ガイドは観光客を洗脳して、極力買い物をさせようとする。

そのショッピングセンターに置いてあるお土産品は、一般商店の倍近い値段だ。旅行会社は中国人ツアー客を1カ所に集めて、とにかく買い物をさせる日程を組む。そして店側からキックバックを取る。後で分かったことだが、中国国家観光局から国内大手の旅行会社までが、こうした観光客をだます詐欺行為に関与しているのだ。(翻訳・編集/本郷)

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