遺跡への落書き行為やタバコのポイ捨て、中国人観光客のマナーの悪さが各地で問題に―中国紙

Record China    2013年5月28日(火) 12時11分

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27日、エジプトのルクソール神殿の壁に中国人の少年が落書きしたことに批判の声が広がっているが、中国人観光客のマナーの悪さは各地で問題となっている。写真はハルビンの教会に刻まれた落書き。

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2013年5月27日、長江日報によると、エジプトのルクソール神殿の壁に中国人の少年が「到此一游」(観光しに来たよ)という落書きを書き込んだことが伝えられると、中国国内で「恥ずかしい」、「みっともない」と批判の声が広がっているが、同様の事件は他にも起きており、中国人観光客のマナーの悪さが各地で問題となっている。

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中国の俳優・黄渤(ホアン・ボー)さんは今年2月に休暇で訪れたパラオでダイビングをしていた際、海上に浮かぶタバコの空箱を見つけた。拾い上げてみると中国ブランドのパッケージだった。他の中国人観光客がポイ捨てしたとみられる。

5月には、ある中国人女性がモルジブでダイビングをしている際に勝手にサンゴを採り、現地のインストラクターから強く叱責されるという事件も起きていた。メディアは「お金を落とす中国人は歓迎されるが、マナーのない中国人に現地の人々は困惑してもいる」と伝えている。

2009年には、江蘇省常州市の印刷会社を定年退職した63歳の男性が台湾へ観光に行き、野柳地質公園内にある岩壁に自分の名を勝手に刻む事件も起きている。批判の渦となり、本人がメディアを通じて謝罪するというかたちで幕が引かれた。

また、国営テレビ・中国中央電視台のアナウンサーは2012年ロンドンオリンピックを前に英国でサンパウロ大聖堂を訪れた際、「国安是冠軍」(北京国安サッカークラブがナンバー1だ)という落書きを目にしている。

中国国内でも同様の事件は起きている。今年2月、北京の故宮博物院で太和門付近に置かれている銅罐にやはり名前と「到此一游」との文字が彫り込まれているのが見つかっている。文化財への落書きを見つけた職員が怒りに駆られ、ネット上に「お前を捕まえて、その手を刻んでやる!」と書き込んでいる。(翻訳・編集/岡田)

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