Record China 2019年7月5日(金) 22時10分
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5日、韓国・東亜日報によると、北朝鮮が今後の米朝間の非核化交渉において「韓国は協議から外れてほしい」との考えを米国側に示していたことが分かった。資料写真。
2019年7月5日、韓国・東亜日報によると、北朝鮮が今後の米朝間の非核化交渉において「韓国は協議から外れてほしい」との考えを米国側に示していたことが分かった。
記事によると、米国務省のスティーブン・ビーガン対北朝鮮特別代表は先月30日の3回目の米朝首脳会談の前、韓国与党議員らに「北朝鮮は米国との二国間協議で非核化交渉を迅速に進めたがっている」と話した。韓国政府はこれまで「非核化のイシューは北朝鮮と米国の協議事案」としつつも、協議の過程で米朝双方の意見を伝達する仲裁の役割を自任してきた。ある外交消息筋は「2回目の米朝首脳会談が決裂した際、互いのメッセージが入り乱れるなど混乱が生じたのは事実」と指摘したという。さらに記事は「3回にわたり首脳会談を開催したことで米国と北朝鮮の互いの要求事項が明確になったことも影響を与えた」と分析している。2回目の首脳会談で、米国は北朝鮮の最終的かつ完全に検証された非核化(FFVD)を求め、北朝鮮は5件の国連制裁の解除を要求している。また、北朝鮮はビーガン代表に「制裁緩和に向けた議論の過程で中国とロシアを意識しないでほしい」との考えも示したという。
こうした北朝鮮の要求について、一部からは「北朝鮮が迅速な非核化交渉を理由に、北朝鮮による核の脅威の当事者である韓国を排除するという“通米封南”戦術をとるのではないか」と懸念する声が上がっているという。
これに韓国のネットユーザーからは「文大統領は利用されただけ?」「韓国は仲介役や北朝鮮報道官として頑張ってきたのに、結局得るものなしか」「能力も実力もないのに運転手役を買って出るからこうなる。ああ恥ずかしい」「北朝鮮も文大統領の無能さに気付いたようだ」「米朝は非核化ではなく核凍結で合意しそう。そうなれば今後も韓国は何かにつけて核で脅されるのに、文大統領は事実上の終戦であり平和が来たと主張するだろう」などと懸念する声が多数上がっている。(翻訳・編集/堂本)
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