2013年5月29日、新華社通信によると、浙江省金華市浦江県で赤ちゃんがトイレの下水道に挟まる事故が発生した。赤ちゃんはその後無事に救出された。

【その他の写真】

今月25日、同県にあるマンションの4階のトイレで、住民の女性が赤ちゃんのような声が聞こえると、マンションの管理人に報告し、警察に通報。現場に駆け付けた警察とレスキュー隊は、トイレの下水管から声が聞こえるのを確認し、すぐさま救出にかかった。

下水管ごと病院に運ばれた赤ちゃんは、20分の作業でようやく頭部が見えた。赤ちゃんはか細いながらも息をしていた。その後レスキュー隊員は赤ちゃんの容体を気遣いながら作業を進め、2時間以上かけようやく救出に成功。救出された赤ちゃんは男の子と分かり、息はしているものの重体だった。現在は病院のスタッフがつきっきりで看護している。

新華社通信の報道によると、赤ちゃんの父親はまだ分かっていないが、母親は見つかっている。母親は、今月25日、急に便を催しトイレでそのまま赤ちゃんを産み落としてしまったと話している。赤ちゃんはそのまま下水道に流されてしまい、救出を試みたが失敗に終わったという。その後赤ちゃんが無事に救出されたと連絡を受けたが、そのまま職場に出勤し病院にも訪れなかった。現在警察は一連の詳細について調査を進めている。（翻訳・編集/内山）