広汽ホンダが世界最先端の第3工場を着工、日本の工場を超越へ―広東省広州市

Record China    2013年6月2日(日) 16時30分

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5月31日、2012年の低迷を経て、広汽ホンダは2013年、大胆な計画を遂行している。

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2013年5月31日、国際金融報によると、2012年の低迷を経て、広汽ホンダは2013年、大胆な計画を遂行している。同社が計画中の新たな生産ライン・第3工場は、様々な面で飛躍的な進展を果たし、インテリジェント化された環境にやさしい工場として、資源消費の最小化、効率の最大化を目指す。広州市増城で5月28日に開かれた広汽ホンダ第3工場・エンジン工場の着工式で、同社の姚一鳴(ヤオ・イーミン)執行副総経理は、「当社は同生産ラインをホンダの世界で最も先進的、効率的、エコロジーな生産ラインとし、ホンダが持つ日本国内外の自動車工場を超越する」と宣言した。

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◆日本の工場を超越

力強く発展する中国の自動車市場、良好な投資環境を背景とし、中国で生産される自動車は品質が高まっている。高い品質の裏側には、卓越した工場の品質・実力がある。アウディは2008年に「オールデジタル化工場」を、BMWは2012年に「世界最先端の鉄西工場」を建設したが、広汽ホンダは2013年夏に「ホンダが持つ日本国内外の自動車工場を超越する」第3工場を着工する。

公式発表によると、広汽ホンダの第3工場は先進性、生産効率、省エネ・エコなどの面で、ホンダが世界に持つ他の工場をリードしている。第3工場はまた、中国初となるホンダの最新生産技術が採用された。第3工場はSmart−SSC(Small、Simple、Compact)をコンセプトとするインテリジェント化された環境にやさしい工場として、資源消費の最小化、効率の最大化を実現し、業界の新基準を樹立する。

今年創立15周年を迎える広汽ホンダの各工場は、いずれも業界をリードしてきた。1999年に1台目のアコードをラインオフした広汽ホンダ黄埔工場から、中国自動車業界初の「廃水ゼロ排出」を実現した増城工場、そしてホンダが世界に持つすべての工場を超越する、エコ・集約の面でより卓越した能力を示す第3工場に到るまで、同社は現地化の歩みを加速し続けている。

◆コンパクトカーの将来

広汽ホンダの第3工場は2015年初の稼働開始を予定している。初期の年産は12万台で、将来的に24万台に拡大される。黄埔工場と増城工場の、既存の48万台の生産能力を加えれば、同社の総生産能力は72万台に達することになる。同社のエンジン工場も第3工場と同時に建設される。これにより、東風ホンダのエンジンを搭載している現在の局面から脱却できる。このエンジン工場は第3工場と共に発展する。同社は2020年までに、生産・販売規模100万台の実現を目標としている。

第3工場で生産される車種もすでに確定されている。第3工場は「シンプル・コンパクトな工場」のため、今後は主にコンパクトカーを生産する。

第3工場の生産ラインの設計もコンパクトカーの特徴に合わせている。既存の工場および設備を最大限に活用し、先進的な設備と技術を導入し、小型化生産ラインの目的を実現する。例えば塗装面では、ホンダの世界最小、単位面積当たりの生産能力が最大の塗装ラインが設置される。また、組み立てはホンダおよび中国セダン業界最短の単位面積当たりの生産能力が最大の生産ラインが設置される。第3工場の使用する土地面積は第2工場より50%削減され、投資額も25%減となるが、効率は25%アップする。これにより敷地面積最小、単位面積当たりの生産効率が最高の工場を建設し、現在の中国政府が提唱する土地集約化の生産方式に完全に合致する。

広汽ホンダは今後、エコロジー・小型化の商品開発を推進する。第3工場の生産の位置付けもまた、同社の今後の戦略判断を示しているようだ。姚執行副総経理は、「当社は中国自動車工業の未来をエコ・小型化と判断している。これは国の産業政策とも合致する。燃費に関する国家政策は厳格化しているが、これはコンパクトカーが今後主導的な地位を占めることを意味し、工場が生産する自動車の燃費は国の要求を満たさなければならない」と語った。(提供/人民網日本語版・翻訳/YF・編集/TF)

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