Record China 2019年7月13日(土) 17時20分
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中国のポータルサイト今日頭条に10日、「日本人が、中国人は謙虚になり始めたと感じた」とする文章を掲載された。資料写真。
中国のポータルサイト今日頭条に2019年7月10日付で、「日本人が、中国人は謙虚になり始めたと感じた」とする文章を掲載された。以下はその概要。
現在、中国企業の名声は、特に新たな産業分野を中心にすでに世界に広がっており、一つの時代の到来を印象付けている。中国企業の研究開発費も世界のトップクラスになっており、さまざまな情報が「中国の進歩」を象徴している。
中国でも「物を作れば売れる」という時代はすでに終わりを迎えた。競争が厳しくなり、国内でも優勝劣敗の流れが発生した。では、生き残れる企業とそうでない企業の間に生じる顕著な差とは、いったいどこにあるのか。その理由を求めて日本を視察した中国の企業家たちは、差が「蓄積」の違いから生じることに気づいた。
日本企業にも日本企業の問題がある。しかし、日本企業には学ぶべき点も多い。例えば、ある分野において研鑽を積み、どんな困難があろうとポジティブな姿勢を崩さない日本の企業文化というのは、まさに中国企業に不足している点だ。
日本企業とのディスカッションで最も話題になるのが、一時期爆発的なブームを生んだ「サイクルシェアリング」だ。当初は続々と事業者が参入し、巨額の資金が投じられた。しかし、日常のメンテナンスや業務管理が業態の発展について行けず多くの企業が破綻する結果になった。サイクルシェアリングは一時期、「投資の失敗」の代名詞となり、いまだに利用者のデポジットが返金できていない企業すらある。このような事態になったのはまさに、「長期的な視野」を重視する人がいなかったからだ。
日本で「遊学」した起業家たちは「これじゃやっていけない」「中国企業は金もうけ第一主義が主流になってしまっている」「国際競争のなかでは生きていけない」と感想を口にした。日本人にしてみればこれらの感想に、「中国人が謙虚になり始めた」と感じるのである。この「謙虚」とは、自らの不足を知ったうえでの「謙虚」だ。近年の発展で多くの中国人は自信過剰になっていた。「井の中の蛙大海を知らず」というのは、小学生でも知っている道理なのに、成長の中でだんだん忘れてしまっていたのだ。
「ライバルに学びライバルを制す」というのはとても先進的な思想だ。これまで歴史の流れに合わず、捨て去られてきた考え方だが、幸いにも海外に出かける中国人が増えたことで、多くの人が世界を「客観的」に見ることができるようになった。この変化は、中国人にとってラッキーなことだ。(翻訳・編集/川尻)
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